5〜1位

こんにちは。

いよいよ2010年度楽曲大賞の発表です!!!

数ある楽曲の中でトップを制したのは・・・



北乃きいサクラサク
作詞:BOUNCEBACK
作曲:星野靖彦
編曲:水上裕規

サクラサク(DVD付)

サクラサク(DVD付)

今年のJHB最優秀新人賞・きいちゃんのデビューシングルが5位にランクインです。
この曲は本当に完璧なバランスの出来でしたね。水上裕規さんのアレンジに注目できたという点でも良かった曲でした。
星野さん復帰作となる楽曲になっていますが、この曲でも星野さんらしい切ない雰囲気のメロディが炸裂しております。ただ切ないだけでなく、歌詞と合わせて希望を持てるような感じに仕上がっているのです。
そして何よりもアレンジ。I'veやLC:AZEのようなシンセサウンドにストリングスを取り入れたサウンドはまさに自分のツボ。「真実の詩」とか「思いを閉じ込めたままで」の路線の音と聴いて好きにならないワケがない。この後水上さんはガルネクの3rdアルバムのアレンジャーに抜擢されLC:AZEっぽいサウンドに磨きをかけるのであった・・・
間奏のピアノあたりからすごく泣けてくる。歌詞どおり卒業式で聴きたい曲。春ソングってやっぱり泣けますなぁ・・・。



北乃きい「キセキ」
作詞:leonn
作曲・編曲:齋藤真也

花束

花束

そしてきいちゃんトップはこの曲!2枚のシングルからTOP10に3曲もランクインするとはすごいことになりましたwww
この曲は前作カップリング「Brand new way」(楽曲大賞7位)の続編的存在で、あっちが物語の幕開けを飾る曲としたら、こっちは作中のシリアスなシーンをイメージした楽曲。2クールアニメの後半のOPみたいな。
齋藤真也さんが作編曲しているのですが、今までの4つ打ち路線に90年代っぽさ(というかfripSideっぽさw)を追加した超王道曲。fripSideの「late in autumn」をシャイニーがアレンジしたという感じ。後に出たアルバムで齋藤真也さんが編曲している「trusty snow」とはギターソロの後半のメロディが一緒という共通点がwwwこの曲はアレの複線だったのか・・・(爆
とにかくメロディが良い。この初期fripっぽいメロディに完全にやられました。これは楽曲大賞トップに行くのでは・・・と。この路線をもっと続けて欲しいのです。
というわけでJHB最優秀新人賞の北乃きいちゃんが4,5,7位を独占したということです。クオリティ高いなぁ・・・!



花たん「さよなら、またね」
作詞:rian
作曲:rian・山下航生
編曲:山下航生

アッチむいて恋 初回版

アッチむいて恋 初回版

きいちゃんとともにTOP10を無双したのが、この「アッチむいて恋」。主題歌全作年間TOP10入りという奇跡を果たしてしまいました。2009年がガルネク無双なら2010年はアチ恋&きいちゃん無双ですwww
そしてそのアチ恋は2006年からの法則である「作中に女装キャラが登場する作品の関連曲がTOP5入りする」の記録を更新したのであります・・・ある意味奇跡的な楽曲。
で、曲のほうに入るんだけど・・・
これは、
構成がすごい!!!!!
それに限ります。A-間奏-A-A-B-サビ-間奏-C-サビという今までにない壮大な構成。最初のサビが終わるまで2分半あるから、試聴した時から「これは壮大な曲になりそう!」って思ってすごく琴線に触れたのです。
フルで4分半しかなくて「あれ?」って思って聴いてみると、これまたビックリな構成で。Cメロ感動するだろ・・・!この構成には完全にノックアウトされた。
そして哀愁感のあるメロディとサウンド。切なさと爽やかさが一体化した、聴いててすごく気持ちいいのに泣いてしまう。切なカッコいいという言葉がいちばん合う曲なのではないか、と思いました。試聴してから発売がめちゃくちゃ楽しみだったのを覚えてます・・・!
爽やかなサビ&間奏はとにかく必聴。ピアノやデジタルサウンドを取り入れたロックテイストの王道哀愁ポップスとして、すごく完成度が高い。これは売れないとおかしいだろ普通に考えて・・・もっと知られるべき楽曲だと思います。



片霧烈火色に出でにけり わが恋は
作詞:ayachi
作曲・編曲:菊田大介

Elements Garden III -phenomena-

Elements Garden III -phenomena-

2位はこの曲。ういんどみる作品の主題歌はどれもクオリティが高く、これまた2009年楽曲大賞を獲得した「祝福のカンパネラ」に勝るとも劣らない超名曲に仕上がっていました。
今までのデジタルサウンド路線から変更して、疾走感のあるロックなメロディにストリングスやオルガンなどが入ったりするどこか華やかさのあるロックナンバーになっております。メロディの雰囲気は「al di la/HΛL」+「Your Lips/真理絵」みたいな感じだといえばわかるかな?
メロで溜めて溜めて、サビで一気に駆け抜ける王道構成だし、デジタルサウンドもちゃんと入ってるし、菊田さん渾身の一作というべき楽曲に仕上がっています。イントロアウトロのピアノ音がHΛLっぽくて本当にツボ!!!
この曲は本作の特典としてヒロイン声優が歌っているバージョンがありますが、アレンジは一緒だけど梨桜ver.はキーが上がって転調してるように聴こえ、小町ver.はデジタル色が強く聴こえるミックスになっているので聞き比べたら面白いですよー。
アウトロの最後がいちばん好きかなー。あの音だけでもご飯10杯はイケるんじゃないでしょうかってくらい萌える。
・・・というわけでういんどみる作品主題歌がV2になるのでは、と思った「でにけり」が2位。
だが、1位の曲には勝てなかった・・・!


2010年度年間楽曲大賞は・・・この曲ですっ!!!



AAA「負けない心」
作詞:Kenn Kato
ラップ詞:日高光啓
作曲:小室哲哉
編曲:ats-

負けない心(DVD付)【ジャケットA】

負けない心(DVD付)【ジャケットA】

今年最も活躍したアーティストといっても過言ではないのがAAA。そのAAAのTKプロデュース第二弾楽曲が今年の楽曲大賞になりました。
いかにもTK!といった感じがとにかく伝わってくるメロディ。復帰後の楽曲ではいちばん「らしさ」が出ているのではないか、と思いました。メロ部分とかすごくそれを感じさせます。
そして何より、アレンジ。ats-さん最高の切り札といってもいい完成度。今までのats-さんアレンジの曲の中でもトップを争う出来です。ピアノが終始鳴っているし、お馴染みの音もたくさん仕掛けられていて、トドメはラストの「Face of Fact/KOTOKO」っぽいピアノソロ。あれは完全にやられたwww
構成もかなり良くて、2サビの「キボウはヒカリ〜♪」の部分からだんだん盛り上がってきて、2回目でシンセリードを入れるというやりすぎってくらいなアレンジが素晴らしい。それから必殺技のピアノソロへと繋ぐのもすごくカッコいいし、完璧のアレンジです。
シングルver.で聴いてももちろん年間1位の完成度ですが、この曲はPV版の間奏の出来がats-さんの最高傑作!って言ってもいいくらいにスゴいものになってます。なんでこれをシングルに入れなかったんだ・・・2010年いちばん悔しかった。あれがシングル版に入ってたらその場で1位確定だったwww「でにけり」を抜くのには時間がかかったけど、やっぱりこれが1位ということで。PV版は必聴です。実はats-さんの曲が楽曲大賞になるのははじめてだったりします。神曲クリエイター、ついに1位獲得です。
歌詞、構成、メロディ、アレンジ。すべてが一体化して完璧な作品に仕上がった、まさに2010年を代表する一曲になりました。


というわけで、2010年度のJHB楽曲大賞は、AAAの「負けない心」でした!!!

2011年も、たくさんの曲に出会えることを楽しみにしています。

それでは、また12月にお会いしましょう!

Thank You!