20位〜11位

いよいよ超名曲ラッシュのTOP20を発表します!

20
佐藤ひろ美飛蘭「Witch's Garden」

作詞:佐藤ひろ美
作曲:上松範康
編曲:菊田大介

これぞTHE Elements Gardenと言える、上松さんの超王道楽曲。イントロからひたすら疾走感に身を任せるかのようなハイテンポでかっこいい曲です。
そしてこれがういんどみる作品で初のメジャーリリースとなる主題歌だったりします。ういんどみる作品の主題歌はいつもクオリティが高いので、こういうかたちでもっと知名度がアップしていけば素敵なことだと思います。
曲のほうはとにかく上松さんの次から次に展開していくような攻撃的でありながらどこか優しさを兼ね備えたキャッチーなメロディと、菊田さんのピアノ+ストリングスが主体の爽やかなサウンドが重なった真骨頂。上松菊田コンビはデジタル要素が強めなのが多かったですが、今回は生っぽい音をふんだんに使ってドライブ感を出した楽曲に仕上がっています。
サビ後半の掛け合いの部分の畳み掛けていくように攻めてくる箇所が個人的に好みです。緊迫感を煽るドラムと開放感のある希望あふれるメロディの正反対だけど最高のマッチングなコンボがたまらない。
エレガの王道といえばこの曲、といってもいいくらいに正統派サウンドに仕上がっています。



19
森永真由美「ずっとみつめていて feat. DJ UTO vs. Starving Trancer」

作詞・作曲:DJ UTO
編曲:DJ UTO、Starving Trancer

Glitter/神巫詞 (通常盤 - 神巫詞盤) (左描き下ろし!!数量限定ストラップ付き)

Glitter/神巫詞 (通常盤 - 神巫詞盤) (左描き下ろし!!数量限定ストラップ付き)

某オーディション番組からデビューし某S.S氏の面影が残る楽曲でデビューした森永さんも、2012年では音ゲー界やアニソン界で大躍進しましたね。一般的な知名度もかなり上がったんじゃないでしょうか。
そしてアルバムの中ではこれがいちばんお気に入りだった楽曲でした。終始哀愁感のあるメロディにトランシーなデジタルサウンドが絡まる、超王道哀愁トランスに仕上がっています。
スタトラさんの細かなシンセの音がすごく気持ちいいんだけど、メロディがすごく切なくて、このコンボでやられてしまいましたね。月子「Promised Land」あたりに近い印象を受けました。
間奏のトランスなメロディから後半でピアノソロが入る部分が自分の中ではすごく泣ける仕上がりになっていると思いました。この部分があることで評価が一気に上がりましたね。あとはサビ後半の付点8分のメロディ(だっきしめってーそーつーよくーっ♪の部分)がすごくツボでした。
スタトラさんもといAnother Infinityは今後のデジタルポップス界に新しい風を吹き付けてくれると信じてこの位置に。素晴らしい。


18
白羽美依「スコール」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹

試聴 2曲目

これまた自分のいちばん好きな路線のひとつである哀愁デジタルJ-POPといった雰囲気の楽曲ですね。
初期のdreamやdatあたりを思わせるキラキラとした音に切ないメロディ。イントロから曲の世界にグッと引き込まれてしまうような、透明感がありながらもどこか儚げなイメージの楽曲。
優しくも切ないメロから、サビのふわふわとした雰囲気に繋がっていく展開もかなりの完成度の高さ。でもやっぱりこの曲のいちばんの聴きどころはイントロかな。もうイントロの50秒だけでも泣けてしまいそうなくらいに素晴らしすぎてもうヤバかったです。
風波さんはいつもキラキラした音使いなのですが、このアルバムではややしっとりとした雰囲気で他の作品とは違った感じになっているのですが、こっちのほうが個人的に好みだったりします。それでもトゥインクル感すごいですね。哀愁系なのにキラキラ系。
バックで流れているシンセの音もかなり綺麗な音で曲の雰囲気をさらに良くしています。00年代前半avexサウンドが好きな人はこれは絶対聴きましょう、うん。


17
真崎エリカ「Next Quester」

作詞:真崎エリカ
作曲・編曲:PHEVOTT

真崎さん大ブレイクの要因となった一曲です。しょこロック路線が大好きな自分としては真崎さんの哀愁ロック路線はストライクゾーンど真ん中すぎてキターッ!ってなりましたね。
作曲は原田篤さんの別名義、原田さんの哀愁メロディがもう本当に素晴らしすぎて。疾走感がありながらもどこか儚げなイメージは、あのグレンラガンの挿入歌を思い出してしまいましたね。アツロックさんのギターソロが入ったらまんまじゃないですか、って思うくらいにはドツボでしたわ。
そして歌詞は「再会」がテーマっぽい感じで、曲の哀愁感にぴったりの感動的なものに仕上がっていますね。もう歌詞、メロディ、アレンジのシンクロ度が異常に高い。それに真崎さんの優しい雰囲気のボーカルが重なって、キュンとしてしまいましたよ。
さらに原田さんの特徴的な構成である「A→B→サビ→B→サビ→C→サビ」の哀愁度アップ構成。アップテンポで爽やかな曲なのにとにかく切なさがにじんでくる、だけど希望が見える、とっても心地よい一曲でした。


16
日高里菜「Daydream Magic」

作詞:松井洋平
作曲・編曲:川崎里実

これは曲のリズム感が素晴らしかった。川崎さんはeyelisから知ったのですが、この人も良いメロディを書く人ですね。今後も注目です。
ハウス系キャッチーポップスの王道構成なリズムと、どこかメルヘンチックでトゥインクルトゥインクルなメロディと歌詞、そんなキラキラした世界観を彩る可愛らしいボーカル。曲名通り魔法にかけられるような楽曲。
というか、それがこの曲の全てと言っても過言ではないほど「キラキラメルヘンリリカルマジカルポップス」な仕上がり。聴いているだけでおとぎ話の世界に誘われてしまうような感覚になっちゃいますね。
サウンドは前述の通り超キラキラ仕様、ストリングスの柔らかな旋律が心地よい感じになっていて、川崎さんのふわふわとした雰囲気がそのまま伝わってくるかのようなイメージ。
現代版魔女っ娘ソングの完成形。それがこの曲だ、と言いたいくらいな世界観に、もうぞっこんです。


15
AAA「虹」

作詞・作曲:GReeeeN
編曲:清水武仁、ats-

虹  (SINGLE+DVD)

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ats-さんのmix兄さん路線が帰ってきた!!!!!わぁい!!!!!!!!!!
イントロ聴いた瞬間こう思いましたね。もうイントロのメロディどう考えてもmix兄さんじゃないですかwwwwwって言いたくなりましたわ。そして作曲者を見てさらにびっくり。こういうI'veっぽい曲書けるとか意外でしたわ。でもちゃんとサビや2コーラス目のラップ地帯はGReeeeNらしさが出ていますね。
C.G mixさんの2005〜2006年あたりに制作した楽曲が好きな人ならもうイントロからニヤニヤしてしまう。「World meete worlds」みたいなイメージを感じました。
そんなアレンジですが清水さんと合作になっていますが、清水さんの色はサビのストリングス部分で感じますね。でも全体的に清水さんの音、ats-さんの音、どっちで聴いても違和感なく感じられるので、二人のサウンドが見事に融合しているのも素晴らしかった。
とにかくどこから聴いても「そんな雰囲気のメロディとサウンド」を感じられるので、00年代中盤のデジタルポップスを髣髴とさせる素敵な仕上がりになっています。というわけで2012年度のats-さん最優秀楽曲はこれに決定しました。


14
遥そら「Milky Ice」

作詞:ayachi
作曲・編曲:藤田淳平

PCゲーム ウィッチズガーデン キャラクターソングCD vol.2

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藤田さんのサウンドメイキングの素晴らしさにやられた一曲。メロディはトランシーな雰囲気なんだけど、サウンドはピアノとストリングスが主体となっていてデジタル感は薄めながらもトランスっぽい感じに仕上がっています。
透明感、冷涼感を感じさせるクールなメロディに、曲名通り「白」のイメージが伝わってくるかのようなサウンド。とにかくピアノが終始乱舞する細かい音使いは必聴くです。
そして前述したように、この曲はトランスなんだけど「デジタルサウンド成分が少なめ」というところが非常に特徴的。シンセの音はそして間奏のシンセソロ以外はアクセント的な使い方をしている。生っぽい音でトランシーな雰囲気を出しつつも、間奏のシンセソロでデジタルな部分も欠かさず出す。デジタルっぽくないけどデジタルポップス、という全く新しい仕上がりのサウンドにびっくりしましたね。
ピアノとストリングスは万能だなーって改めて感じることができた一曲でした。綺麗な曲。


13
仲村芽衣子「Switch」

作詞:仲村芽衣
作曲・編曲:五条下位

2012年度は五条さんの年と言っても過言ではないほど五条さんが大躍進した一年でした。この曲はその皮切りと言っていいような楽曲でした。
切なくも力強さを感じさせるブレイブリーな雰囲気のメロディーに、fripSideやats-さんあたりを髣髴とさせる正統派デジタルサウンドが融合し、まさにデジタルJ-POPの王道。サビのバックがHΛLっぽいwww
シリアスな雰囲気の楽曲の中、仲村さんのボーカルが希望へと導き出していくようなイメージを作り上げていますね。間奏のブレイクしてギターソロに入る部分は流石五条さんと言えます。五条さんの曲は儚げなギターソロも特徴的ですね。
アウトロでもちゃんとギターソロが入るのですが、この部分がさらにこの曲をドラマチックにしていますね。4分半の中に壮大な物語が詰まっているかのように感じられる非常にカッコいい一曲になっております。


12
中恵光城「Season of Departure」

作詞:黒岩サトシ
作曲:五条下位
編曲:酒井拓也

五条さん作曲2曲連続のランクイン。こちらはTAK-skこと酒井拓也さんのアレンジとなっています。
酒井さんのアレンジにシフトしたことによって、いつもとはまた違ったサウンドに仕上がっていて、要所要所使われているシンセの音が特徴的な、ドライブ感抜群のハイパーチューンになっています。
とにかくシンセの音がカッコいい。酒井さんはハウスっぽい曲調が得意そうな方だから、これはかなり挑戦したサウンドとも言えますね。激しいビートに切ないピアノが入ったりもして盛り上げ方が上手い。イントロのスローテンポからトランシーなサウンドに変わっていく部分とか最高ですね。
また五条さんのメロディーも、いつも通りハイテンポでカッコいいものになっており、五条さんの曲が好きな人は「これだ!」って思うんじゃないでしょうか。
シンセの音が炸裂するようなデジタルビートのハイパーJ-POPが好きな方は、この曲でシンセサウンドに酔ってしまうかもしれませんね。酒井さんのアレンジがとにかくカッコよすぎる、この一言に尽きます。


11
仲村芽衣子「twinkle stardust」

作詞:仲村芽衣
作曲・編曲:五条下位


そして13・12・11位と三曲連続で五条さん作曲が独占するという結果になりました(爆
こちらは上記の2曲とは違い、カッコよさよりも切なさを前面に出した哀愁キャッチーポップスな曲です。アルバムの最後の曲ということで、エンディング的な盛り上げ方をしていて感動的な一曲。
優しく包み込むかのようなメロディが聴いてて心地よかったです。BメロとサビがFavorite Blueの「愛よりも激しく、誰よりも愛しく」に雰囲気が似ている気がした。
曲名通り星屑が舞い降りてくるかのようなキラキラ感に溢れたサウンドも印象的ですね。派手なデジタルビートが炸裂する五条さんもいれば、切なくもキラキラした雰囲気を出す五条さんもここにあり、って感じかな。以前の曲だと「Azarea」みたいな。
そんな切ないイメージの曲ですが、今までの五条さんの哀愁路線よりも明るさが強く感じられるので、こういう曲調は実際今までほとんどなかったのでは、とも思いましたね。五条さんの新たな一面を感じより期待できそうだと感じました。


明日はいよいよTOP10、2012年度JHB楽曲大賞の発表になります!

それでは。