10位〜1位

2012年度、JHB楽曲大賞の発表!
昨年度のトップを飾るのは、この曲たちです!

10
spoon「Silverlight
作詞・作曲・編曲:八木沼悟志

Silverlight

Silverlight

fripSideのsatさんが全面プロデュースするボーカルユニットのデビュー作が見事10位にランクイン。
この曲は「とにかく第一期っぽい」というのがすごく印象的でした。第二期に入ってから数が少なくなったセンチメンタルデジタルポップス路線を見事に引き継いだ楽曲になっております。
それでも最近のsatさんらしい英詞が入ったりしていて、構成は第一期よりも着実に進化しているといった感じですね。6分間の優しくも愛しい時間を、satさんならではのときめくようなメロディとサウンドが彩ってくれています。
もう、こんな曲を待っていた!と言わんばかりの自分のsatさんの「理想」がぎっしりと詰まった一曲です。すべてのメロディ、アレンジ、歌詞が最も好きだったfripSideのイメージに近い。これぞ真のsatさんサウンド
第一期の楽曲に例えるなら「splash emotion」と「true eternity」、そして提供曲の「trust in you」を足したような感じ。甘酸っぱいトゥインクル感はじけるsatさんの乙女サイドが炸裂しているかのような素敵なメロディ。めちゃくちゃ感動しました。



ETERNAL NOTES「スカイリウム」
作詞・作曲・編曲:水沢晶

試聴は1曲目

2012年度JHB最優秀新人賞・ETERNAL NOTESの代表曲が9位。ライブとかでもお馴染みみたいですね。
このアーティストはインディーズで活動するアーティストを探っている知り合いから偶然薦められて購入したのですが、この人たちは本当にすごいよ。水沢さんのメロディ、サウンドメイキングは完璧だし、力強さと優しさを兼ね備えたボーカルとの相性もばっちり。今まででいちばん期待できる新人アーティストの登場と言っても過言ではないです。
曲のほうは水沢さん曲だと「link」に近い印象のカッコいいメロディにギターサウンドが乗る、躍動感溢れるクールなデジタルロックナンバーです。重たい雰囲気だけどどこか飛び立つような解放感の相反する要素が融合した非常にブレイブリーな一曲。
個人的にはAメロなどで使われているシンセの音がかなり好き。ギターをメインにフィーチャーしながらも、いろんなサウンドがキラキラと輝いている。こんな曲を知らないでいるとはもったいない!って思いましたよもう。
キャッチーさとシリアスさの融合を完璧に表現したかの一曲。もう今すぐにでもメジャーデビューするべきだと思うくらいです。



ちな「unending night」
作詞:ちな
作曲:99、ちな
編曲:99

試聴


自分の求めていたユーロビートの理想、それがこの曲だ。というくらいには衝撃的な一曲だった。
往年のavexユーロを思わせるようなドライブ感のあるサウンド、どこか和のテイストも感じられる哀愁感のあるメロディ。これぞユーロビートの究極完成形とも言える楽曲に仕上がっています。
なんというか、もう聴いた瞬間からこれはヤバいって思いましたね。自分の思うユーロビートの世界観を100%表現している、そんな気さえしました。イントロのスローから始まりディストーションの効いたブレイクビーツからユーロシンセに入る構成も完璧だったし。
とにかく夜の高速道路を駆け抜けるようなイメージが頭の中に広がりますね。光のように走り抜けていく疾走感、その中に漂う淑やかな雰囲気。ここまでドライブに似合う曲ってないと思いますよたぶん。曲名通り明けない夜をひたすら走り続け、出口が見えず彷徨っている中にも、どこか希望が見える、そんなイメージです。



Ym1024 feat. lamie*「rePrayer」
作詞・作曲・編曲:Ym1024

Ym1024さんの本気。
今までのYmさんの楽曲の中でもずば抜けて完成度の高い一曲。イントロのハードなディストーションギターが鳴り響く派手なデジタルビートから始まり、00年代avexサウンドを髣髴とさせる王道デジタルJ-POPへと変化していく。この人の構成はいつも凝りすぎてヤバい。
ピアノやシンセの音のアクセントがもう素敵で素敵で。完璧にデジタルポップスを我が手に収めているかのようなサウンドメイキングは必聴です。ラスサビの転調とかめちゃくちゃカッコいい。
どこからどう聴いてもYmさんの気合が感じられる、王道という言葉でさえも説明しがたいくらいにガチな仕上がり。デジタルJ-POP好きならニヤけてしまうような仕掛けが満載です。
4月に出たアルバムも聴いたのですが、やっぱりYmさんのデジタルサウンドは素晴らしいの一言。2011年度上位曲のstartedも大胆にリメイクされてアルバムバージョンといっていい仕上がりになってるのでそちらもよろしくね!(宣伝乙



ETERNAL NOTES「幸せの羽根」
作詞・作曲・編曲:水沢晶


2曲目

うん。やっぱりこの曲は聴いた時からすごいものを感じました。水沢さんの作曲センスは全作曲家の中でもトップクラスだよ、間違いなく。
00年代前半の王道ポップス路線を基調に、キャッチーでハートフルでセンチな雰囲気マシマシな最高のポップチューンに仕上がっている素敵すぎる一曲。曲名通り聴いてて幸せになります。
特にAメロのノスタルジックな春を感じさせるようなメロディは一発でやられましたね。水沢さんはこういう郷愁的な曲を書くと最強すぎます。実際この曲は地元の商店街をイメージして作られた曲なので、曲から感じられるノスタルジア感は全曲中最高と言っても過言ではない。
デジタルサウンドからバンドサウンドまで、ポップでセンチメンタルな楽曲を制作させたら、この人に勝てる人ってまずいないと思いますね。水沢さんはマジで半端ない。LC:AZE以来の衝撃だった。
楽曲からこれでもかというくらいに伝わるハッピーな雰囲気と郷土愛、水沢さんの今後に期待してこの位置にランクインしました。本当に期待してます!!!!!!
私・じゅんは水沢晶さんを全力で応援していきます。ガチで。



仲村芽衣子「fragment of tears」
作詞:仲村芽衣
作曲・編曲:五条下位

ジャンル名は「HYPER J-POP YUKIATSU」です(爆
どこらへんが「ゆきあつ」なんだ?というツッコミはさておき、五条さんの王道中の王道であるハイパーデジタルポップス路線の中でも、これは群を抜いて素晴らしかった一曲。
五条さんのサウンド、メロディと仲村さんのボーカルの相性は他の楽曲を聴いてもわかるように、完璧と言えるくらいに抜群です。最初はSwitchと互角だったのですが、聴けば聴くほどこの曲の疾走感にやられてしまいましたね。仲村さんボーカルでこの路線今までになかったし。
そして音の作りも今まで以上に繊細で、ギターやストリングスがトランシーなサウンドをより鮮やかに彩っています。パワフルながらどこか儚げなメロディも流石五条さん、と言いたいです。
カッコよさの中に儚さを感じさせる、まるで戦うお姫様のような印象を持った一曲。お姫様とは、「めんま」なのでしょうか。歌っているのも「芽衣子」さんですし。それでYUKIATSUなんだよね、たぶん。



fripSide「last fortune」
作詞:八木沼悟志yuki-ka
作曲:八木沼悟志
編曲:八木沼悟志、川崎海

川崎海さんの超本気が伝わってくるような一曲。
これは最初は再生回数は他の上位satさん曲ほど伸びなかったのですが、何度か聴いているうちに「これはヤバい!」って感じるようになりヘビロテが始まり、ついにこの位置までランクインすることができた、というわけで。
曲調的には今までの第二期カップリング曲の系譜を受け継ぐセンチメンタルポップス。late in〜やmemory〜と比べるとより明るい雰囲気になったようなイメージがあります。川崎さんが編曲に加わったことによってキラキラ感がアップしたかな?(ちなみに現在のところ作編曲にsatさん以外が関わっている第二期シングル収録曲はこれだけ
特にこの曲の素晴らしいところはラスサビですね。2回繰り返しますがいつもの後半転調はありません。しかし1回目のサビでブレイクになって、そこからだんだん盛り上がっていくような音の使い方はもう最高に素晴らしかったですね。
じっくりと聴けば聴くほど曲の世界観に入り込んでいく。それがsatさんのセンチな路線のいいところなのかもしれませんね。改めて実感した一曲でした。



白羽美依「黄金色のキャンバス」
作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹

試聴 4曲目


2012年度同人音楽最強はこの曲でした。
五条さんやETERNAL NOTESさえも凌駕してしまった曲がここに。そう、エタノ水沢さんと並ぶ2012年度新規発掘同人アーティスト最強の刺客「らずべりー」の風波徹さんのデジタルポップスな楽曲であるこの曲です。
2010年度で大活躍した高崎愛梨さんの曲にありそうな(特にyourselfシリーズに近い)、どこか懐かしい雰囲気を感じるセンチでノスタルジックなミディアムテンポのポップチューンです。
これは聴いたときからメロディの世界観に一瞬で引き込まれて2012年度トップクラスのメロディが好きな曲に位置して常に高評価だったのですが、2013年、この曲をさらに高評価にする「とある曲」が出現(サビの一部メロディが完全に一致する「某女性ボーカリストE.Aの1stアルバムの某ベーシストK.Kが作詞作曲した曲」。来年の楽曲大賞で上位入賞はほぼ確定なので正解はそのときに)、この曲のおかげでさらに好きになったというわけです。
そんなこともあって3位という大台にランクインすることができました。風波さんのメロディは本当に素敵過ぎるわ・・・今後も応援していきたいです。



NANA「むりやりオトメDAYS!」
作詞・作曲・編曲:天道紅緒

今年の美少女ゲーム主題歌大賞はこの曲です。
どこかハピコアちっくなテンポに、とてつもなくキャッチーなメロディが乗る、もうこれはこれは素晴らしくポップな一曲。どこかドタバタ感のあるメロから、開放感を感じさせるサビへの展開が素敵です。
サビの倍取りの構成のおかげで、曲全体は短いながらもドラマチックな雰囲気が伝わってくるような構成に仕上がっているのが本当にストライクゾーン直撃って感じでしたね。さらにはサビのバックで流れている音の使い方がats-さんがよく使っていたあの音っぽくて萌え萌え全開してしまいましたねwww
天道さんの曲はメロディもそうだけどアレンジが素晴らしくクオリティが高い曲が多い。この曲でブレイクして、この後デジタルポップス路線を結構書くようになったので、すごく期待することができる作家さんの1人になりました。
どうして女装主人公orサブキャラの出るギャルゲーにはこういう楽曲大賞クラスの超名曲が揃っているのだろうか。2010年度は「アッチむいて恋」の主題歌3曲がそれぞれ3・6・9位にランクイン(同作品の主題歌がTOP10に3曲ランクインするということ事態異例)、2011年度は「すきま桜とうその都会」ED曲が楽曲大賞獲得(OP曲も15位)。だから自分の中では女装モノ=主題歌が神という方程式があったりするのです。この曲も登場当初は楽曲大賞最有力候補でしたし。


そんな楽曲を差し置いて楽曲大賞の座を手にしたのは・・・この曲です!


石原夏織佐倉綾音竹達彩奈大亀あすか日高里菜「Heavenly Lover」
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:高田暁

Heavenly Lover

Heavenly Lover

2012年度楽曲大賞はこの曲と2位の「むりやり〜」との接戦で、冬が近付くとこの曲の独り勝ちになったという感じで1位はこの曲で確定したといった感じになりました。今まで圧倒的1位が多かったのでこの接戦はかなり迷ったりしました。
とにかくキャッチー、トゥインクル感全開。ラブリーでちょっと切ない超正統派キャッチーポップスな仕上がり。サビ頭がどう聴いてもfripSideの「prism」なことは内緒だよ。
もうこれはメロディ展開が完璧すぎた。今年はメロディで高評価を得た楽曲が上位に多数ランクインしたのですが、この曲のメロディの完成度は聴いた時から非常に強い衝撃が走りましたね。当時独走状態だった「むりやり〜」に対抗できる楽曲が来た!って感じで双璧状態になりました。
Aメロの恋する乙女のドキドキ感から、不安を煽りながらも恋する気持ちを伝えようとする切ないBメロ、そしてサビでときめく心が止まらなくなるくらいに炸裂するキャッチーなメロディ。この起承転結の気持ちよさは圧巻でした。
サウンドもギターやシンセの音が見事にマッチングしていて、デジタルを基調にリズム感抜群のキラキラサウンドに仕上がっていて、これまた非常に良い出来でした。
そして今回この曲が「アニメ主題歌初の楽曲大賞獲得」となります。毎回いろんな楽曲が登場しますが実はアニソンで楽曲大賞獲得は初だったりするんですよね。お見事でした。


というわけで2012年度JHB楽曲大賞はアニメ「この中に1人、妹がいる!」のエンディング主題歌「Heavenly Lover」に決定しました!!!!!

そして部門賞の発表です。



最優秀新人賞:ETERNAL NOTES・トーンジュエル
新人賞:白羽美依・spoon・若井友希
特別新人賞:パナシェ!*1
作詞賞:真崎エリカ
作曲賞:風波徹
編曲賞:五条下位
アーティスト特別賞:仲村芽衣
クリエイター特別賞:水沢晶


これで2012年度の発表すべてを終了させていただきます。
2013年度もJHB楽曲大賞をよろしくお願いします!

それでは。

*1:新人賞確定後に解散が決定したので特別枠にしました

20位〜11位

いよいよ超名曲ラッシュのTOP20を発表します!

20
佐藤ひろ美飛蘭「Witch's Garden」

作詞:佐藤ひろ美
作曲:上松範康
編曲:菊田大介

これぞTHE Elements Gardenと言える、上松さんの超王道楽曲。イントロからひたすら疾走感に身を任せるかのようなハイテンポでかっこいい曲です。
そしてこれがういんどみる作品で初のメジャーリリースとなる主題歌だったりします。ういんどみる作品の主題歌はいつもクオリティが高いので、こういうかたちでもっと知名度がアップしていけば素敵なことだと思います。
曲のほうはとにかく上松さんの次から次に展開していくような攻撃的でありながらどこか優しさを兼ね備えたキャッチーなメロディと、菊田さんのピアノ+ストリングスが主体の爽やかなサウンドが重なった真骨頂。上松菊田コンビはデジタル要素が強めなのが多かったですが、今回は生っぽい音をふんだんに使ってドライブ感を出した楽曲に仕上がっています。
サビ後半の掛け合いの部分の畳み掛けていくように攻めてくる箇所が個人的に好みです。緊迫感を煽るドラムと開放感のある希望あふれるメロディの正反対だけど最高のマッチングなコンボがたまらない。
エレガの王道といえばこの曲、といってもいいくらいに正統派サウンドに仕上がっています。



19
森永真由美「ずっとみつめていて feat. DJ UTO vs. Starving Trancer」

作詞・作曲:DJ UTO
編曲:DJ UTO、Starving Trancer

Glitter/神巫詞 (通常盤 - 神巫詞盤) (左描き下ろし!!数量限定ストラップ付き)

Glitter/神巫詞 (通常盤 - 神巫詞盤) (左描き下ろし!!数量限定ストラップ付き)

某オーディション番組からデビューし某S.S氏の面影が残る楽曲でデビューした森永さんも、2012年では音ゲー界やアニソン界で大躍進しましたね。一般的な知名度もかなり上がったんじゃないでしょうか。
そしてアルバムの中ではこれがいちばんお気に入りだった楽曲でした。終始哀愁感のあるメロディにトランシーなデジタルサウンドが絡まる、超王道哀愁トランスに仕上がっています。
スタトラさんの細かなシンセの音がすごく気持ちいいんだけど、メロディがすごく切なくて、このコンボでやられてしまいましたね。月子「Promised Land」あたりに近い印象を受けました。
間奏のトランスなメロディから後半でピアノソロが入る部分が自分の中ではすごく泣ける仕上がりになっていると思いました。この部分があることで評価が一気に上がりましたね。あとはサビ後半の付点8分のメロディ(だっきしめってーそーつーよくーっ♪の部分)がすごくツボでした。
スタトラさんもといAnother Infinityは今後のデジタルポップス界に新しい風を吹き付けてくれると信じてこの位置に。素晴らしい。


18
白羽美依「スコール」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹

試聴 2曲目

これまた自分のいちばん好きな路線のひとつである哀愁デジタルJ-POPといった雰囲気の楽曲ですね。
初期のdreamやdatあたりを思わせるキラキラとした音に切ないメロディ。イントロから曲の世界にグッと引き込まれてしまうような、透明感がありながらもどこか儚げなイメージの楽曲。
優しくも切ないメロから、サビのふわふわとした雰囲気に繋がっていく展開もかなりの完成度の高さ。でもやっぱりこの曲のいちばんの聴きどころはイントロかな。もうイントロの50秒だけでも泣けてしまいそうなくらいに素晴らしすぎてもうヤバかったです。
風波さんはいつもキラキラした音使いなのですが、このアルバムではややしっとりとした雰囲気で他の作品とは違った感じになっているのですが、こっちのほうが個人的に好みだったりします。それでもトゥインクル感すごいですね。哀愁系なのにキラキラ系。
バックで流れているシンセの音もかなり綺麗な音で曲の雰囲気をさらに良くしています。00年代前半avexサウンドが好きな人はこれは絶対聴きましょう、うん。


17
真崎エリカ「Next Quester」

作詞:真崎エリカ
作曲・編曲:PHEVOTT

真崎さん大ブレイクの要因となった一曲です。しょこロック路線が大好きな自分としては真崎さんの哀愁ロック路線はストライクゾーンど真ん中すぎてキターッ!ってなりましたね。
作曲は原田篤さんの別名義、原田さんの哀愁メロディがもう本当に素晴らしすぎて。疾走感がありながらもどこか儚げなイメージは、あのグレンラガンの挿入歌を思い出してしまいましたね。アツロックさんのギターソロが入ったらまんまじゃないですか、って思うくらいにはドツボでしたわ。
そして歌詞は「再会」がテーマっぽい感じで、曲の哀愁感にぴったりの感動的なものに仕上がっていますね。もう歌詞、メロディ、アレンジのシンクロ度が異常に高い。それに真崎さんの優しい雰囲気のボーカルが重なって、キュンとしてしまいましたよ。
さらに原田さんの特徴的な構成である「A→B→サビ→B→サビ→C→サビ」の哀愁度アップ構成。アップテンポで爽やかな曲なのにとにかく切なさがにじんでくる、だけど希望が見える、とっても心地よい一曲でした。


16
日高里菜「Daydream Magic」

作詞:松井洋平
作曲・編曲:川崎里実

これは曲のリズム感が素晴らしかった。川崎さんはeyelisから知ったのですが、この人も良いメロディを書く人ですね。今後も注目です。
ハウス系キャッチーポップスの王道構成なリズムと、どこかメルヘンチックでトゥインクルトゥインクルなメロディと歌詞、そんなキラキラした世界観を彩る可愛らしいボーカル。曲名通り魔法にかけられるような楽曲。
というか、それがこの曲の全てと言っても過言ではないほど「キラキラメルヘンリリカルマジカルポップス」な仕上がり。聴いているだけでおとぎ話の世界に誘われてしまうような感覚になっちゃいますね。
サウンドは前述の通り超キラキラ仕様、ストリングスの柔らかな旋律が心地よい感じになっていて、川崎さんのふわふわとした雰囲気がそのまま伝わってくるかのようなイメージ。
現代版魔女っ娘ソングの完成形。それがこの曲だ、と言いたいくらいな世界観に、もうぞっこんです。


15
AAA「虹」

作詞・作曲:GReeeeN
編曲:清水武仁、ats-

虹  (SINGLE+DVD)

虹 (SINGLE+DVD)

ats-さんのmix兄さん路線が帰ってきた!!!!!わぁい!!!!!!!!!!
イントロ聴いた瞬間こう思いましたね。もうイントロのメロディどう考えてもmix兄さんじゃないですかwwwwwって言いたくなりましたわ。そして作曲者を見てさらにびっくり。こういうI'veっぽい曲書けるとか意外でしたわ。でもちゃんとサビや2コーラス目のラップ地帯はGReeeeNらしさが出ていますね。
C.G mixさんの2005〜2006年あたりに制作した楽曲が好きな人ならもうイントロからニヤニヤしてしまう。「World meete worlds」みたいなイメージを感じました。
そんなアレンジですが清水さんと合作になっていますが、清水さんの色はサビのストリングス部分で感じますね。でも全体的に清水さんの音、ats-さんの音、どっちで聴いても違和感なく感じられるので、二人のサウンドが見事に融合しているのも素晴らしかった。
とにかくどこから聴いても「そんな雰囲気のメロディとサウンド」を感じられるので、00年代中盤のデジタルポップスを髣髴とさせる素敵な仕上がりになっています。というわけで2012年度のats-さん最優秀楽曲はこれに決定しました。


14
遥そら「Milky Ice」

作詞:ayachi
作曲・編曲:藤田淳平

PCゲーム ウィッチズガーデン キャラクターソングCD vol.2

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藤田さんのサウンドメイキングの素晴らしさにやられた一曲。メロディはトランシーな雰囲気なんだけど、サウンドはピアノとストリングスが主体となっていてデジタル感は薄めながらもトランスっぽい感じに仕上がっています。
透明感、冷涼感を感じさせるクールなメロディに、曲名通り「白」のイメージが伝わってくるかのようなサウンド。とにかくピアノが終始乱舞する細かい音使いは必聴くです。
そして前述したように、この曲はトランスなんだけど「デジタルサウンド成分が少なめ」というところが非常に特徴的。シンセの音はそして間奏のシンセソロ以外はアクセント的な使い方をしている。生っぽい音でトランシーな雰囲気を出しつつも、間奏のシンセソロでデジタルな部分も欠かさず出す。デジタルっぽくないけどデジタルポップス、という全く新しい仕上がりのサウンドにびっくりしましたね。
ピアノとストリングスは万能だなーって改めて感じることができた一曲でした。綺麗な曲。


13
仲村芽衣子「Switch」

作詞:仲村芽衣
作曲・編曲:五条下位

2012年度は五条さんの年と言っても過言ではないほど五条さんが大躍進した一年でした。この曲はその皮切りと言っていいような楽曲でした。
切なくも力強さを感じさせるブレイブリーな雰囲気のメロディーに、fripSideやats-さんあたりを髣髴とさせる正統派デジタルサウンドが融合し、まさにデジタルJ-POPの王道。サビのバックがHΛLっぽいwww
シリアスな雰囲気の楽曲の中、仲村さんのボーカルが希望へと導き出していくようなイメージを作り上げていますね。間奏のブレイクしてギターソロに入る部分は流石五条さんと言えます。五条さんの曲は儚げなギターソロも特徴的ですね。
アウトロでもちゃんとギターソロが入るのですが、この部分がさらにこの曲をドラマチックにしていますね。4分半の中に壮大な物語が詰まっているかのように感じられる非常にカッコいい一曲になっております。


12
中恵光城「Season of Departure」

作詞:黒岩サトシ
作曲:五条下位
編曲:酒井拓也

五条さん作曲2曲連続のランクイン。こちらはTAK-skこと酒井拓也さんのアレンジとなっています。
酒井さんのアレンジにシフトしたことによって、いつもとはまた違ったサウンドに仕上がっていて、要所要所使われているシンセの音が特徴的な、ドライブ感抜群のハイパーチューンになっています。
とにかくシンセの音がカッコいい。酒井さんはハウスっぽい曲調が得意そうな方だから、これはかなり挑戦したサウンドとも言えますね。激しいビートに切ないピアノが入ったりもして盛り上げ方が上手い。イントロのスローテンポからトランシーなサウンドに変わっていく部分とか最高ですね。
また五条さんのメロディーも、いつも通りハイテンポでカッコいいものになっており、五条さんの曲が好きな人は「これだ!」って思うんじゃないでしょうか。
シンセの音が炸裂するようなデジタルビートのハイパーJ-POPが好きな方は、この曲でシンセサウンドに酔ってしまうかもしれませんね。酒井さんのアレンジがとにかくカッコよすぎる、この一言に尽きます。


11
仲村芽衣子「twinkle stardust」

作詞:仲村芽衣
作曲・編曲:五条下位


そして13・12・11位と三曲連続で五条さん作曲が独占するという結果になりました(爆
こちらは上記の2曲とは違い、カッコよさよりも切なさを前面に出した哀愁キャッチーポップスな曲です。アルバムの最後の曲ということで、エンディング的な盛り上げ方をしていて感動的な一曲。
優しく包み込むかのようなメロディが聴いてて心地よかったです。BメロとサビがFavorite Blueの「愛よりも激しく、誰よりも愛しく」に雰囲気が似ている気がした。
曲名通り星屑が舞い降りてくるかのようなキラキラ感に溢れたサウンドも印象的ですね。派手なデジタルビートが炸裂する五条さんもいれば、切なくもキラキラした雰囲気を出す五条さんもここにあり、って感じかな。以前の曲だと「Azarea」みたいな。
そんな切ないイメージの曲ですが、今までの五条さんの哀愁路線よりも明るさが強く感じられるので、こういう曲調は実際今までほとんどなかったのでは、とも思いましたね。五条さんの新たな一面を感じより期待できそうだと感じました。


明日はいよいよTOP10、2012年度JHB楽曲大賞の発表になります!

それでは。

50位〜21位

後半戦に入ります。21位まで発表です!

50
KOTOKO「サクラノアメモエギノヨ」


作詞:KOTOKO
作曲・編曲:齋藤真也


最近の齋藤真也さんにありがちだったTKっぽい雰囲気の哀愁系メロディの楽曲です。普通にavexで出しそうな感じ。
というか2012年になってからavexへの提供はほとんどなくなったんですけどね・・・またAAAとかにも提供して欲しいですね。
どこかノスタルジックな感触で、90年代っぽさを感じさせるサウンドが、すごく懐かしさを思わせるような一曲に仕上がっています。
とにかくサビのメロディが泣けます。「君という名の光」をより泣きメロにした、ってイメージかな。音も結構重たい感じで良い出来。


49
結城アイラ「悲しみは誰の願いでもない」

作詞:畑亜貴
作曲:原田篤、fandelmale
編曲:矢鴇つかさ


結城さん久々のランクイン。たぶんデビュー曲以来かも・・・でもこれはかなり来ましたね。
曲調は王道のデジタルポップス、矢鴇さんはトランスとかが得意らしいのでこれは正統派なアレンジと言っていいのかな。すごく完成度が高いです。イメージとしてはガルネクの「Tri△ngle」っぽいかも。
もともとこの曲はロック調で作られていた曲らしく、サビの終わり方が同じく原田さん作曲の「Next Quester」(何位かはお楽しみに!かなり上位に入ってるかも)とそっくりだったりします。むしろ原田さんアレンジのロックバージョンとかも聴いてみたい。
デジタルなサウンドも良いのですが、やっぱりこの曲はメロディがすごく良い。シリアスな雰囲気だけどどこか希望がある感じ。原田さんのメロディはこういうのが多くて聴いてて心地よいです。


48
小野恵令奈「キミがいれば…」

作詞:Litz
作曲:山下和彰
編曲:HΛL


秋元直也さんが加入したからなのか、どこかats-さん在籍時代を思わせるようなサウンドがイントロアウトロにあったりするのですが、これは完全にHΛLの初期〜現在までが詰まったようなサウンドで聴いててワクワクしました。
ギターソロの盛り上げ方やメロディとの組み合わせは中野さん在籍時っぽいし、キラキラした音は清水さんや丸山さんを思わせる。梅崎さんのサウンドはどういうものかすごくわかりづらいのですが、これは梅崎さんの意向がかなり出ているのでは、と思いました。
疾走感のなかにグッとくるような切なさが重なり合い、どこかアニメの挿入歌にでも使われそうなイメージの一曲に仕上がっています。というかえれぴょんのシングルは一部バージョンしか配信、レンタルしてなくて集めるのが辛そうだったです・・・はい。


47
nao「stayin' alive」

作詞:山下慎一狼
作曲:nao
編曲:山田重利


まさかのなおすん本人作曲。初の作曲ということですが、すごく完成度高いです。
山田さんアレンジなのでキャッチーな雰囲気はそのままに、第一期fripSideのような哀愁感を持たせた王道楽曲に仕上がっています。Bメロの使い方は最近のsatさんっぽいw「trusty snow」が近いかな。
あとは構成もかなり凝ってますね。ラスサビはメロディが違うし、どこか泣ける構成になってる。
これからも作曲はするのでしょうか。このクオリティなら今後も王道サウンドで攻めることができるかもしれませんね。いつかsatさん編曲でコラボお願いします!


46
小松菜「リミットチャンス」

作詞・作曲・編曲:吉田省吾


吉田さんの曲は知り合いから教えてもらったんだけど、これがかなり良かったです。超王道デジタルJ-POPといったところ。
ギターとトランシーなシンセサウンドが見事に融合したとてもカッコいい楽曲になってます。歌詞もちょっと中二病な感じなのが良い(爆
そしてサビに入るところの開放感&疾走感はまさに時を駆け抜けるかのような爽快感。何かレールガンっぽい雰囲気。
個人的にはラスサビの歌い終わりから2小節ほど伸ばして「パーン!」なところがツボだったりします。ここめちゃくちゃ気持ちいい。とにかく聴いてて気持ちよくなりそうな疾走感です。素晴らしい。


45
真崎エリカ「NEO DESTINATION

作詞:真崎エリカ
作曲・編曲:青田新名


ジャケットからは想像もできないような、しょこたんが歌ってそうなイメージのアニソン風ロックナンバーです。
作曲の青田さんは篠原瑞希さんや景家淳さんなどと同時に加わったAngel Noteの新メンバーですが、この人はかなりロックな人っぽそうですね。今後ロック担当になるのでしょうか。
雰囲気的には上にも書いたとおり、すごくしょこたんです。齋藤真也さんや黒須克彦さんが得意そうなイメージ。黒須さんのベースが入ったらもっとそれっぽいかも。真崎さんは同人界のしょこたんっていうイメージが自分の中にはあるので・・・(爆
攻撃的なディストーションギターとドライブ感のあるメロディが心地よい、爽やかカッコいい正統派ロックに仕上がっているので、こういう系統が好きな人ならぜひ聴いてみてください。


44
若井友希「Everybody Let's Go!」

作詞:森月キャス
作曲・編曲:大西克巳


これはかなりド肝を抜かれた一曲。重苦しい壮大なバラード曲である表題曲から一転、カップリング曲であるこの曲は「これなんてエロゲ?」って言いたくなるようなまさにエロゲソング的なロックポップ。
大西さんのギャルゲー好きっぽいイメージがそのまま伝わってきそうな楽曲。歌詞も完全にギャルゲーを意識してるだろwって思いたくなるような感じでテンション上がったわ。
数ある大西さんの曲の中でも、これがいちばんエロゲ主題歌になっていても違和感全くない曲だと思いました。それくらいには大西さんの趣味全開な感じがあって良かったです。
曲に合わせてヒロインたちが走り回っていそうな、そんな一曲です。ギャルゲー好きなら是非。


43
結月そら「スターチス

作詞:結月そら
作曲・編曲:cittan*


cittan*さんはボーカル曲でもこのトランス路線を書かせたら無敵ですね。アップリフティングトランスの雰囲気はそのままに、哀愁メロディに乗るボーカルがすごく印象的。
イントロやサビ前に入るピアノが個人的にはかなり良かった。あとは局所で鳴り響くシンバルが特徴的でした。とにかく開放感溢れるメロディ+サウンド
あとはラスサビで転調するところとかかなり来ましたね。cittan*さんらしさがしっかりと伝わってくる。疾走感の中にあるキュンとするような切なさ。このコンボは本当に素敵。
そしてただの繰り返しにならないようにアレンジ構成も少しずつ変わっているところも好きですね。こういった仕掛けがあってこそのcittan*さんです。名曲。


42
NANAMy Treasure Ship」

作詞・作曲・編曲:天道紅緒


天道紅緒さん、この人はすごくいい曲を書くんですよ。2012年最も飛躍したコンポーザーのひとりと言っても過言ではないです。
曲の方はavex臭全開のキラキラデジタルポップス。メロディとかすごく鈴木大輔さんっぽい感じだし。でもガルネクやAAAとはまた違った雰囲気が出ているのも個性的ですね。
とにかくキラキラ感満載で躍動感のある、まさにエンディングにふさわしいキャッチーな楽曲に仕上がっています。サビや間奏に入るときに使われるシンセの音がすごく好きです。
メロディもすごく完成度高いのですが、やっぱりアレンジが良いですねこの人は。音の使い方がいちいち私のツボを突いてくるのが本当に憎い。うらやましい限りです。
天道さんの曲はもう一曲上位にランクインしてると思いますのでそちらもお楽しみに。


41
Ne;on「Ready! Princess'S Ball」

作詞:Ne;on
作曲・編曲:羽丘淳


曲名は誤植か?って思いたくなるけど、これが正式表記っぽいです。姫玉(爆
で、曲のほうは可愛らしくキャッチーな中にも、曲名通りお姫様のような淑やかさも感じさせる王道アイドルポップスといった感じです。ストリングスの音がすごく印象的。
とにかくポップな雰囲気が終始流れていくかのような曲で、4分半ずっと甘々なイメージが続いていく、まさにアイドルアイドルしい一曲。歌詞もいかにもアイドルって感じですね。「見慣れた制服がドレスに変わる」とかすごくアイドルしさ全開で萌えますw
とにかくアイドルポップスとしての完成度はトップクラスなので、バンドサウンドを取り入れたアイドルポップスが好きな人には是非とも聴いていただきたい名曲。


40
トーンジュエルネバーランド

作詞:真崎エリカ
作曲:原田篤
編曲:五条下位


これはとにかく五条さんのアレンジが凄い。五条さん王道のハイテンポキャッチーデジタルポップス路線で、特にピアノが目立つサウンドに仕上がっています。
どこかファンタジックな歌詞の世界観を彩るクールながらも儚げな原田さんのメロディも素敵。原田さん独特のあえて2コーラス目のAメロを外す構成もそんな世界観をより良く醸し出している気がします。そのBメロもアレンジが変わってくるし。
サビのavexっぽいシンセとギターの使い方が個人的には好きですね。五条さんはもっとこの路線の曲を提供するべきだと思うね。Arte Refactで最もデジタルポップスが得意なので、今後も期待できそうです。
歌詞、メロディ、アレンジの一体感がすごく感じられる一曲に仕上がっています。デジタル路線が好きな人は必聴です。


39
めらみぽっぷ「You Alone」

作詞・作曲:Spyre
編曲:nazz-can


これまたシングルの表題曲と同じく90年代後半〜00年代前半のavexサウンドを髣髴とさせるメロディ&サウンドですね。個人的にはこっちのほうが好きだった。
この手の路線の中ではトランスの要素が強いイメージのサウンドに、切なげな雰囲気の歌詞とメロディが髪かってよくマッチングしています。
デジタルJ-POPの王道中の王道を貫くかのようなまさに超ストレートな一曲。この人はバンドサウンドのバラード曲とかが得意な方っぽいですが、こういう曲を書いてもすごくいい曲を書きますね。むしろこっちの路線で行って欲しいな。
アウトロのピアノの音とか完全にツボ。編曲者は調べてもあまり出てこなかったけど、こういう感じの曲がもっと欲しいですね。どちらにも期待できる一曲。


38
nao「ツクモノツキ」

作詞:山下慎一狼
作曲・編曲:新井健史


これなんてtkm(爆
アラケンさん作編曲なんだけど、サビ頭のスコーンに加え、終始使われるベルの音、サビ直前のパーン!という音、どれをとってもtkm編曲臭がぷんぷん漂っていますwwwこれはやられたwwwww
編曲者伏せてたら完全にtkmさんだと思う第一期fripSideファンは少なくないはず。もうこのサウンドに一瞬で引き込まれましたね。編曲監修してるとしか思えない。
で、アレンジばかり目を行ってしまっているようですが、メロディもすごく良く出来ています。第一期fripSideに例えるならsatさん作曲ですが「praying over」が近いかな。
fripSide時代のサウンドを思わせるどこか懐かしく感じてしまう一曲。第一期からのファンにはたまらないでしょうね、はい。


37
KOTOKO「Teller of World」

作詞:魁
作曲:折戸伸治
編曲:齋藤真也


2012年衝撃のコラボPart2(爆
折戸さん×シャイニーとか誰がこんな組み合わせ考えたんだ、って思いたくなるくらいにびっくりしましたよこれは。まぁ双方ともKOTOKOさんに楽曲提供しているから全く考えられなかったわけではないですが。
折戸さんのキャッチーだけどどこか儚げなメロディと、齋藤さんのキラキラしたサウンドの組み合わせは、予想外ながらも完璧なマッチングでしたね。サウンドはちょっとFavorite Blueを思わせる仕上がり、かも?
個人的にはイントロと間奏のトランスっぽい盛り上げ方が好きかな。昨年のシャイニー曲の中でも特にドラマチックな曲構成ですね。5分半くらいあるし。
この曲はエロゲ主題歌のタイアップがあるのですが、本編発売の約半年前にリリースされた曲なんですよね。かなり先行収録されたのも異例。


36
AKB48ゼロサム太陽

作詞:秋元康
作曲:俊龍
編曲:Sizuk


イントロから漂う「これ本当にAKBの曲?」感(爆
3曲連続でツッコミを入れてしまうことになってしまいました。というかこの曲はこれに尽きますね。
で、曲のほうは本当に↑と言ってしまいそうなイントロから始まる疾走感抜群のトランシーでカッコいい曲。なんでこれが0048の主題歌にならなかったんだよって思ってしまう。
サビの雰囲気は水樹奈々の「You have a dream」あたりを髣髴とさせる開放感と疾走感があるイメージ。サウンドはどこかToHeart2アニメ版の主題歌のリミックスっぽいイメージを感じた。
というわけでAKBとしても、アイドルポップスとしてもかなり変化球な超カッコいい仕上がりになっていて、今までのイメージを覆すような一曲になっています。カラオケで歌って「これ、AKBの曲なんだぜ?」って言ってる人、結構いるのでは(爆


35
鈴田美夜子・葉村夏緒「はりきり!?オトメDAYS」

作詞:miru
作曲・編曲:松美夜孤雨兵


これはED曲ですが、作品名やOP曲とタイトルが似ていることから恐らくOP曲として作られた曲かな、ともとれるような一曲。
曲調もOP曲として使えそうな感じだし。キラキラした音が特徴的な正統派アイドルポップスといえるような曲になっています。すごく可愛らしい雰囲気が出ています。
この曲のいちばん好きなところは間奏のメロディかな。このトゥインクル感は聴いてて心地よい。2004年くらいのats-さん編曲アイドルポップス的なイメージも微妙に感じられる箇所があったりして聴いててワクワクしてきました。
音のひとつひとつがキラキラ感を醸し出していて、私たちはアイドルなの!的なサウンド、メロディに仕上がっているのが素敵過ぎる。松美夜さんナイスアレンジです。


34
Kei「PROMINENCE」

作詞・作曲・編曲:cittan*


cittan*さんの本気。たぶんこれがcittan*さんの最高傑作じゃないか、と思うくらいに名作。
ユーロビート要素もある細かいシンセの音がふんだんに使われたトランシーなサウンド、疾走感200%じゃ足りないくらいにドライブ感溢れるメロディ。これぞ王道デジタルポップだ、と言っても過言ではないだろう。
高揚感のある曲展開、次から次に迫ってくるようなシンセやピアノ、ギターの音色。そのすべてがひとつになって、最高に気持ちいい一曲に仕上がっているのではないかと思います。
間奏のギターソロの速さも圧巻。普段からトランス系のクラブミュージックを得意とするcittan*さんならではの疾走感抜群デジタルサウンドは必聴です。
もう「カッコいい!」の一言が聴いた瞬間から出ますね。cittan*さん半端ないなぁ・・・


33
NANA「神がかりクロスハート!」

作詞:ayachi
作曲・編曲:藤田淳平


これまた藤田さんの本気が見える一曲。メロディからして藤田さんらしさ全開、これぞ藤田さんの楽曲だ!と言えるキャッチーポップスになっています。
イントロのどこか凛とした雰囲気から始まり、ひたすらポップでキャッチーなメロディが繰り広げられる。今までの楽曲だと「A ray of sunshine!!」がいちばん近い路線かな。
そんな藤田さんの王道曲の中でも、サビの開放感は間違いなくトップクラス。何かこう、光が見えてくるようなイメージが伝わってくる。NANAさんのボーカルとの相性も完璧。
以前からエレガ、もしくは藤田さんを知っている方ならニヤッとする曲調。バンドサウンドを基調としながらも、キラキラした音やストリングスをふんだんに使用していて、繊細なイメージもあったりします。


32
真崎エリカ「Tomorrow again」

作詞:真崎エリカ
作曲:原田篤
編曲:fandelmale


真崎さんの王道中の王道と言える。センチメンタルロックポップナンバー。自分はこの曲で真崎さんを本格的に知ったのですが(星名さんとのコラボ曲ばかり聴いていたかも)、この人の哀愁ロックボーカルはすごく気持ちいい。
爽やかながらも、どこか切ない。「再会を願う」そんなイメージが声から伝わってくるかな。曲も爽快感の中に感じられる哀愁感の見事なマッチングで、真崎さんのボーカルとの相性は1000%と言っても過言ではない。
個人的に好きなのは00年代中盤のソニー系統のアニソンロック路線にあるような切ない雰囲気のCメロからサビに繋がっていくところかな。ここがすごくドラマチックでいいんですよ。ラスサビの転調も泣ける。
アップテンポだけど、どこか切ないロック系の楽曲を求めているあなた、これはおすすめですよ。ぜひ聴いてみて。


31
Purple Days「約束の場所へ」

作詞:吉田ワタル
作曲:石坂翔太
編曲:Purple Days鈴木雅也


メロディ、アレンジともにギャルゲーっぽい曲調ですごく気に入りましたねこれは。まるで「ギャルゲー主題歌をイケメンが歌ってみた」的なカッコよさを感じてすごく聴いてて楽しい。
雰囲気は井上みゆ「Native Heart」あたりが近い。サウンドも磯村さんがやりそうな感じだし、みゆさんが歌っていても違和感はないと思う。
アレンジは鈴木雅也さんですが、某ギャル社長路線のようなイメージもあってニヤッてしました。雅也さんはこの路線でもっと書いて欲しいなぁ。
サビで鳴っているベルの音とか完全にギャルゲー主題歌じゃないですか、と言いたい。こういう路線の曲を男性ボーカルでやるのは珍しいのでツボでした。2012年度の男性ボーカルではこれがトップかな。


30
ETERNAL NOTES「明日への願い」

作詞:Kanon
作曲・編曲:水沢晶


2012年度最優秀新人賞、二組目はこのアーティストです!
2008年以来となるダブルでの最優秀新人賞。最後までトーンジュエルとどっちにするか悩んだのですが、水沢さんの過去作に手を触れて「これは両方とも最優秀新人賞にするしかない!」と思いました。
水沢さんは今後最も期待できる作家さんと言ってもいいくらいに期待してます。旧作ではats-さんっぽいデジタルJ-POP路線も触れているし、このアルバムは王道キャッチーポップスの宝庫だったし。
そして曲のほうはゆったりとしたテンポに合唱コーラスが入るハートフルな雰囲気に仕上がっている大団欒的なミディアムナンバー。ラスサビでメインボーカルと合唱コーラスが逆転するという仕掛けもあって面白いです。
水沢さんの曲は優しくも力強いイメージを感じさせますが、この曲は特にその「優しさ」に焦点を当てた一曲になっていて、癒される楽曲です。聴いてて和やかになります。
とにかく水沢さんのメロディ、サウンドはクオリティめちゃくちゃ高いので今後すごく期待していますよ。


29
Tsubakiゴーイングmyフューチャー!」

作詞:あおまふ
作曲・編曲:nana


主にトランス系の東方アレンジで活躍しているEastNewSoundのオリジナルアルバムより。このチームはゲストクリエイターも多いのですが、サウンドコンセプトがしっかりしていて良かったです。
そしてこの曲が特に良かったですね。トランス系のカッコいいデジタルサウンドに、優しくて暖かい雰囲気のメロディが特徴的な柔らかなイメージのデジタルJ-POPになっています。
初期のLC:AZEあたりを髣髴とさせる、切なさのあるデジタルポップスが好きな人におすすめしたくなるような、高揚感とふわふわ感がひとつになったセンチメンタルな雰囲気は必聴です。
サビの泣きのメロディが自分にはストライクゾーンど真ん中で、本当に聴いてて感動しちゃいました。ボーカルも可愛らしくて好きです。スウィートなトランスっていいですね、と改めて実感しました。


28
下田麻美「ねぇ…」

作詞:久猫あむ
作曲・編曲:野井洋児


これはメロディがすごく好きでしたね。ポップでキャッチー、をそのままカタチにしたかのような一曲。
ハウス・テクノポップ調のサウンドに、優しく可愛らしいメロディが合わさり、乙女チックでうきうきしちゃいそうなテンポの楽曲に仕上がっています。歌詞の切ない恋する乙女ってイメージも曲にぴったりですよ。
作詞の方は野井さんの楽曲で仮歌とか担当したりしている方らしいのですが(佐咲紗花「流星ボイス」も仮歌段階は彼女の書いた歌詞だったみたい)、すごく良い歌詞書きますね。もっと提供数多くなってもいいと思うよ野井さん。
ポップでカラフルで4つ打ちな可愛い曲を求めているあなたにこの一曲を贈ります。これは本当に聴いておくべきですよ。というか自分、オススメしすぎている気が(爆


27
girl next door「snowflakes」

作詞:千紗、Kenn Kato
作曲:鈴木大輔
編曲:girl next door、水上裕規


これはとにかくI'veっぽいというイメージだった。中沢さんやmix兄さんを思わせるようなサビメロが完璧にやられました。
水上さんのアレンジもあって、L-Minatsu名義時代の水夏さんあたりを髣髴とさせるサウンドがもう素晴らしいとしか言いようがなかった。やっぱり水上さんはこのI'veライク路線がツボですね。
サビのすごくグッとくるような切ないメロディは流石大輔さんと言えます。このアルバム以降アレンジは五十嵐さんに変更になって出番が少なくなった水上さんですが、今後また鈴木大輔さんとタッグを組んで名曲をたくさん出して欲しいなぁーと思います。
そしてこの曲が現時点ではKenn Katoさんのガルネク作詞担当最後の曲となっています。カトケン節全開な文面もストーリーのリンクする感じもすごくあったので、ある意味ガルネク第一章の締めくくり的な一曲になっているのではと思いました。


26
若井友希「Destiny Sky」

作詞:BOUNCEBACK
作曲・編曲:ats-


ats-さん作曲のバラードということでかなり悲壮感のある楽曲になっています。今までのats-さん作曲のバラードとはまた違ったイメージとして、この曲はサビがいつも以上に力強い印象を受けました。
独特のピアノサウンドを基調としながらも、まるで映画音楽のような展開を感じさせる非常に壮大な一曲に仕上がっています。サビの盛り上げ方が良いですね。
やっぱりats-さんにしか出せないですねこのサウンドは。メロディの儚げでグッと力を込めるようなパワフルさを昇華させるような王道バラードになっています。
間奏のピアノとギターのバトルも聴きどころです。ラスサビ直前の盛り上がりは本当にドラマチックです。これこそ私の求めていたバラード曲。ats-さん半端ねぇわ。ヤバい。


25
HHH×MM×ST「朧」

作詞:Dai.
作曲・編曲:Starving Trancer、Ryu☆


正体不明感漂うアーティスト名ですが、要するに森永真由美&Another Infinity+αといった王道の面子です。
Another Infinityは2012年大活躍しましたね。ハイテンポながらも哀愁感のあるデジタルポップスを多数提供していて、こういう曲を待っていた!って思ってしまいました。それぞれのソロ曲を聴く限りはRyu☆さんが作曲、Starving Trancerさんが編曲担当っぽい感じかな。
そしてこの曲ですが、某超電磁砲の主題歌っぽいメロディに、和のテイストも含んだトランシーなサウンドが絡まる正統派デジタルJ-POPです。ラスサビの転調もツボでした。
シンセの音が非常に細かく仕上がっていて、デジタルサウンドの王道を突き抜けていく疾走感がたまりません。Another Infinity名義でこの路線は意外と少なかったりするので、この系統をもっと作って欲しいですね。あと曲名は「たき」ではなく「おぼろ」と読みます。ここ重要です(爆


24
小夏ミナト「春風のEpisode」

作詞:Sound Couture
作曲:紅林学
編曲:蕪木法義


この曲が小夏さんの芸能活動最後の楽曲となってしまったのですが、何か第一期fripSide最後の曲「piece of azure」を思わせるような泣けるバラードに仕上がっています。
なんかそう、「これで最後なんだね・・・」ってイメージが元々あるのに、最後の曲ということもあって、もう聴くだけで涙が止まらないです。今年のバラード曲の中ではこれがいちばんグッとしてしまった。
というかさんくちゅ初のバラード曲でもあるんですよね。蕪木さんの透明感ありすぎなサウンドはバラードになっても変わらず、ギターソロと細かいピアノの音色が気持ちいい仕上がりになっています。
小夏さん×さんくちゅの超透明感抜群なコンビの有終の美を飾るに相応しい、まさにサイダーのような純粋で、甘酸っぱく、透明な雰囲気が凝縮されたかのような。これぞ真のバラード。そう言っても過言ではありませんでした。


23
白羽美依「liberation」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹


風波さんのキラキラキャッチーポップス路線はそのままに、ちょっとシリアス風味をプラスしたような曲。イントロのI'veっぽいピアノの使い方から曲の世界に引き込まれていきました。
キャッチーながらもどこか儚げで切ないメロディ。ハウス・トランスっぽいノリがありながらも、どこかふわふわとしてセンチな感じが伝わってくる。歌詞はどこか重苦しいイメージだけど、曲名通り解放感を感じるような優しさもあって、切ないのに明るい、という印象を受けました。
個人的にはBメロの跳ねるようなメロディの部分がいちばんツボだったかな。こういう展開は好きだよ。風波さんのメロディラインは優しいイメージがある。本当に。
あとは間奏のトランスっぽいシンセの部分かな。ここが曲の世界観をさらに盛り上げるポイントだったりします。一時期のats-さんがよくやってたパターンに似ている気がする。本当に好き。


22
星野奏子「Diamond snow 〜きっとまた逢える〜」

作詞:星野奏子
作曲・編曲:神保トモヒロ


これなんて不知火つばさ曲(爆
新垣トシオさんほどあからさまではないですが、すごく不知火さんっぽいメロディ。Angel Note好きならニヤッてしてしまいそうなくらい。特にイントロとBメロ。
そんなAngel Noteチックなギャルゲー主題歌になってもおかしくないような曲調は本当にキタコレってなりましたね。最近不知火さんのお仕事減っている気がするからこの系統の曲が聴けて嬉しかったわ。
疾走感にセンチさが残る、すごく暖かな印象を受ける、そんな一曲です。程よいデジタル感が気持ちいい、まさに王道デジタルギャルゲーポップスになっています。
不知火さんのサウンドが好きな方も、そうでない方も、ギャルゲー主題歌の曲調が好きな人ならツボる曲ですよー。配信でリリースするには勿体無い一曲。最近出したベストアルバムで初CD音源化したのでぜひ。


21
ユリカ「眠らない街で」

作詞:黒岩サトシ
作曲:原田篤
編曲:五条下位


40位の「ネバーランド」と同じく原田五条コンビの楽曲ですが、こちらはメロディがめちゃくちゃ良かったです。2007年くらいの志倉千代丸さんにありがちなメロディ展開のABメロが素晴らしい。
特にBメロの切ない雰囲気が個人的にすっごくツボでした。原田さん構成を完璧に生かした最強のBメロと言っても過言ではないでしょう。
そして五条さんの王道デジタルJ-POPなアレンジも素晴らしい。ピアノの使い方もすごく上手い。普通にavexから出ていても違和感ない。五条さんはats-さん好きっぽい感じかも。
そんな感じでメロディと曲構成が半端なくクオリティ高い曲に、五条さんのカッコいいアレンジが重なって、究極のシンクロを果たしたかのような楽曲に仕上がっています。Cメロの盛り上げ方も最高。これは完璧にやられた。


次回は11位まで発表します!

100位〜51位

お待たせしました。
2012年度楽曲大賞、ついに発表です!
一気に51位まで発表しますよ!


100
白羽美依「hypocritical world」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹


今年の同人ダークホースがいきなり100位にランクインです。実際上位にある曲がランクインしてるので、お楽しみに!
曲調は椎名俊介さんあたりが得意そうなキラキラ音が使われたロックなのですが、サビの畳み掛けるようなメロディがすごく好みでした。
アイドルポップス系が得意な風波さんの曲にはこういう疾走感のあるロックはなかったので新鮮さを感じました。
とにかくサビのメロディが疾走感に追い討ちをかけるみたいな感じで好きでした。というわけで堂々の100位。


99
ALTIMA「I'll believe」

作詞:黒崎真音、motsu
作曲・編曲:八木沼悟志


fripSideのsatさんの新ユニット・ALTIMAのデビュー作がこの位置にランクイン。
スローテンポからのスタートや繰り返し・転調を使わないラスサビなどいつものfripSideとは違った曲構成ながらも、satさんらしさ全開なサウンドの楽曲と、黒崎さんとmotsuさんの掛け合いがすごく印象的でした。
女性ボーカル+男性ラップは疾走感のあるダンスポップ系の楽曲との相性は証明済みなので、コラボ発表のときから期待していましたが、予想以上に良い組み合わせでしたね。
最新シングルから一年くらい経ちますが、今後はアルバムとかリリースして欲しいですね。今後に期待です。ヒェア!ヒェア!


98
fripSideway to answer

作詞:八木沼悟志yuki-ka
作曲・編曲:八木沼悟志


そしてこちらは本家fripSideの楽曲です。
曲を聞いた感想。どう聴いてもmagicarideです、本当にありがとうございました(爆
というわけで↑の第二期バージョンといったおもむきのロックテイストな楽曲で今までのシングル曲とはまた違った路線に仕上がっています。
magicarideよりは哀愁のある雰囲気が漂い、南條さんのボーカルとの相性はばっちりです。この路線も定期的に続けて欲しいですね。
でも、どうしてもmagicarideと比べてしまう。双方ともに良い曲なので、聞き比べてみるのもいいと思いますよ。似ているけどどこか新鮮、そんなイメージが浮かぶ一曲。サビのスネアドラム4つ打ちは必聴です。


97
はる*あま*にゃ「ki-zu-na」

作詞:haru*nya
作曲・編曲:狐夢想


これも意外な収穫でした。ジャケットの百合で甘々な雰囲気とは正反対の90年代後半のJ-POPを髣髴とさせる王道のデジタルポップス。
小室さんや五十嵐さんに意識されまくりなサウンドに加え、サビ終わりでは玉置成実の「Eternal Voice」を思わせるようなオケヒがあったり、この手のサウンドが好きな人ならニヤリと来る演出がたくさん仕込まれています。
これはぜひともデジタルJ-POPスキーな方に聴いてもらいたい。すごくかっこいいです。個人的にはBメロ最後の付点8分メロディがツボだったりします。
というわけで↑の路線好きだと本当にキマシタワーな曲です、はい。ちなみに曲は百合っぽくはないです。。。


96
doubleeleven undercurrent「恋愛偏差値

作詞:akari
作曲・編曲:山下航生


ASa Project作品でおなじみ山下さんのユニットのアルバムより。1曲目が某AAAのような楽曲で「ジャケット詐欺ではないか!」と思ったあなた、これはジャケット通りのイメージの楽曲になっております(爆
最近の山下さんがよく使うベルの音がたくさん仕込まれた、甘々な雰囲気の正統派キャッチーアイドルロックポップって感じの楽曲です。
この曲はやっぱり山下さんらしい複雑かつ壮大な曲構成にやられましたね。6分半の長さも感じさせないような構成に仕上がっていて、とにかくメロディの完成度が高い!
本当に山下さんは良いメロディ、サウンドを連発しますね。00年代前半のポップス路線を引継ぎ、今後のJ-POPシーンで活躍してもおかしくないと思うのです。


95
トーンジュエル「ミライ∞ミライ」

作詞:真崎エリカ
作曲・編曲:原田篤


2012年の最優秀新人賞はこのアーティストです!
デビューアルバムをリリースした後1人脱退してしまいましたが、正統派アイドルポップスの宝石箱なアーティストがやってきましたね。もっと注目されるべきだと思います。
この曲はサビの掛け合いのようなメロディがとにかくツボで、疾走感と哀愁感とキュートさがひとつになったかのような雰囲気が全開になっているのが良かったです。
全体的に見てもキャッチーながらもどこか哀愁を感じさせる楽曲に仕上がっていて、アイドルポップスらしさが詰まった楽曲に仕上がっています。
ちなみにこの曲、REFLEC BEAT plusというiPad音ゲーアプリでやるととっても楽しいですよ(実際このアプリでトーンジュエルを知った人はかなりいるはず)。サビの掛け合いの楽しさが倍増するので曲が気に入ったらぜひプレーしてみてください。
実は最近ネット環境のほとんどがiPadなのでなかなかPC触れなかったのも更新が遅れた理由だったりします・・・ごめんなさい。


94
片霧烈火「Identity」

作詞:橋本鏡也
作曲・編曲:羽鳥風画


何だこの日曜夕方アニメのEDで使われていそうな楽曲は!!!!
・・・はじめて聴いたときの印象がこれでした、はい。主人公とその相棒が背中合わせで空を見上げているようなイメージがあふれ出しそうな楽曲です。
サビの早口なメロディがそんな雰囲気を感じさせる決意感に満ちていますよね。00年代前半のアニソンらしさ全開です。
メロディ全体を見ても羽鳥さんの王道だし、哀愁デジタルロックな楽曲が好きならこれはツボだと思いますよ。
個人的には間奏のシンセのメロディが好きだったりします。デジタルサウンドが良いアクセントになっている、っい感じ。


93
北乃きい「Beautiful World」

作詞・作曲:motsu
編曲:ats-


ヒェア!ヒェア!のmotsuさんと楽曲大賞上位常連のats-さんが手を組んだら、意外な曲調の曲が生まれました(謎
どこか映画のエンディングで流れていそうな壮大な大自然を思わせるようなピースフルな雰囲気の楽曲。ats-さんらしい音はそれなりにあるのですが、かなり変化球といったイメージ。
というか何故何かの主題歌にならなかったのか、って思いたくなるような、スタッフロールが浮かび上がるような、まさにエンディングといった曲調。うん、すごくハッピーエンド感。
そしてこの曲の開始前には子供たちにコーラスを教えるメイキング的なものが流れています。これは面白かった。大丈夫!


92
ALTIMA「ONE」

作詞:黒崎真音、motsu
作曲・編曲:八木沼悟志


こっちはヒェア!ヒェア!してる方です(爆
第二期fripSideではまだやっていないブレイクビーツ調のリズムにHΛLっぽい音使いのサウンドの楽曲。第一期だと「the chaostic world」が近いかな?
the chaostic〜の雰囲気を彷彿としながらも、優しい雰囲気を醸し出し、それにmotsuさんの疾走感のあるラップが加わるといった、全く別の要素がうまく絡み合った一曲に仕上がっています。
黒崎さんのボーカルがhiroさんっぽく感じるのか、どこかSPEEDっぽさもあるかも?でもやっぱり音の影響かHΛLっぽいなー。the chaostic〜の元ネタは恐らくHΛLの1stアルバムの表題曲だろうし、うん。


91
パナシェ!「キラメキ未来図」

作詞・作曲・編曲:Clean Tears


こちらも新人賞アーティストです。
しかしながらメンバー1人が就職のため解散という・・・トーンジュエルみたいに脱退扱いで2人で活動はしないのかな?やっぱり3人揃ってないと、って感じですかね。ボーカル綺麗だからぜひとも活動して欲しいところ。
そんな感じになってしまったが、当時はかなり期待度高かったです。Clean Tearsさんの楽曲はここからツボっていきました。
曲の方はドラムンベース要素を取り入れた疾走感のあるエレクトロポップで、ボーカルエフェクトの使い方も非常に良い仕上がりになっています。今までのエレクトロポップ・テクノポップ楽曲とはまた違った雰囲気を感じられます。
速いテンポだけどどこか切ない、そして乙女心を感じさせる歌詞。カラフルな絵の具のようなイメージ、といった感じを受けました。Clean Tearsさんは今後も期待できそうです。


90
片霧烈火「Color World」

作詞:Kimotto
作曲・編曲:浅草徹


これまたメロディーが好きだった曲。どこか哀愁のある00年代後半デジタルポップスな感じがドツボでした。
特にサビの「つれてーいってーきみのーせかいーっ♪」の部分。ここだけでご飯10杯はいけそうです。そして局所で使われる「最近のats-さんが使っているような音」が萌えますwww
アイドルポップスな楽曲に、少しのエレクトロ要素を加えた。そんなイメージの曲が好きな人なら絶対聴いてもらいたいですね。作曲者の浅草徹さんはあまり提供楽曲数は少ないですが、期待はできそうです。
サウンドもtearbridgeっぽさがかなりあるので、この手の曲が好きなら、是非。


89
トーンジュエル「サマー☆パーティー!!」

作詞:三澤秋
作曲・編曲:西添健


こちらはavexっぽい雰囲気全開、だけどちゃんとアイドルアイドルしている、そんな楽曲です。
イントロやサビのメロディとかは何か山田重利さんがやりそうな雰囲気ですね。初期のfripSide(なおぷろ含む)みたいなイメージかな。
曲名通り夏っぽいイメージの哀愁感と躍動感を取り入れ、90年代サウンドも加わり、にぎやかな一曲に仕上がっています。
デビューアルバムの中では最もデジタルデジタルした曲なので、私の周りではこれが好きな人は多そう・・・かも???どうでしょうか。


88
愛原圭織「硝子の回廊」

作詞:愛原圭織
作曲・編曲:五条下位


五条さん来ました。2012年度はかなり良曲量産してくれました。今年度の編曲賞は五条さんで決定です。
この曲は五条さん王道の疾走感&耽美感のあるデジタルJ-POPな楽曲。「Break off the Night」みたいな感じといったらいいかな。
アルバムの中では最もデジタリーで疾走感抜群な楽曲でカッコいいのですが、愛原さんの可愛らしくもどこか大人っぽさを感じさせるしっとりとしたボーカルがまた新鮮な感じで良かったです。
そして五条さん最近お気に入りのサビ頭で使われる「デーン!」って感じの効果音が王道さを醸し出してて良いです、はい。


87
SUPER☆GiRLS「EveryBody JUMP!!

作詞:カワサキカナ
作曲:平賀伸明
編曲:鈴木Daichi秀行


曲名通り「僕たちはどこまでも飛べるんだ!」的な雰囲気抜群な爽快感、そしてラノベ原作アニメのED主題歌っぽさ全開な正統派ポップスです。
イントロの爽やかなギターソロ、どこかオシャレな雰囲気のメロ、とにかく今にも飛び出しそうな躍動感に満ちたサビ。どこまで聴いてもエンディング曲の大団欒な感じがスパガらしくて良かったです。
サウンド面ではギターの使い方が良かったかな。最近のアイドルポップスに多いロック+ブラスの王道なアレンジが憎い。流石アイドルポップスのポイントを突きまくるDaichiさん。
聴いたら最後、あなたは曲名通り飛び出してしまいます。ドライブのお供にいかがでしょうか。


86
Souwer「空のイーリス (new×take)」

作詞:KAzRA
作曲・編曲:TORASUKE


これはオリジナルは知らなかったのですが、すごく90年代臭が漂う正統派デジタルポップスです。
小室浅倉リスペクト感満載なサウンド、そして哀愁感のあふれるメロディ。私はこういった曲を待っていたんだよ・・・サビのコーラスの使い方も小室さんっぽいところあるし。
とにかく哀愁デジタルJ-POP好きならこの人のアルバムは絶対聴くべき。ジャケットのSouwerさんのゆるーい自画像に騙されてはいけません。カッコいい曲満載です。第一期fripSideあたりが好きだとツボかも?
個人的にサビ直前のシンセ音がすごく萌えます。ここだけで90年代後半〜00年代前半っぽさが伝わってくる。素晴らしい。


85
アイドリング!!!「女神のパルス」

作詞:leonn
作曲:渡辺徹
編曲:大西克己


大西さんのギャルゲー臭漂うサウンドに撃沈されました。そして歌いだしはこれなんてしょこたん?って思いました(爆
もう「ギャルゲー主題歌っぽい雰囲気」、これに尽きます。サビの終わり方とかもそうだし。渡辺さん作曲にしては珍しい曲調。これは完全に大西さんのカラーですね。
本当に大西さんの曲はエロゲソングの王道を突き抜けていて、これもまさにそのど真ん中って感じで良かったです。やっぱり大西さんはOP主題歌になったら目立つと思います、うん。
しょこたんの曲やギャルゲー原作アニメが好きな人には絶対オススメできます。このキャッチーさは反則。


84
雨宮ゆりの「TIME BREAKER」

作詞:雨宮ゆりの
作曲・編曲:五条下位


曲名から漂う中二病っぽい?必殺技っぽい?雰囲気がそのまま曲に出たというイメージの疾走感のあるクールなデジタルポップスです。
要するに五条さんらしさ全開の楽曲ということなんですが、これはイントロのギターソロで一気に世界観に引き込まれましたね。
ギターソロが前面に出たアレンジになっているので、五条さんの疾走デジタルポップスの中ではロック・トランス色が強い曲。サビ直前が個人的に好きかな。
あと、いつもの効果音やサビとほぼ同じコード進行のアウトロなどもちゃんと使われていて、五条さんファンならニヤリとする演出満載です。かっこいい。


83
KOTOKO→unfinished→

作詞:KOTOKO
作曲・編曲:八木沼悟志


<●>
なジャケットが印象的な、いかにも加速しそうな、いかにもOPっぽい曲、だけどED曲というこの曲がこの位置にランクイン。
同じKOTOKO×satさんコンビの某RO-KYU-BU!の曲の路線はそのままに、よりクールな雰囲気を出したといったイメージですね。最近のsatさん曲によくある間奏の英詞もそうだし。
どこか和なイメージも感じられる哀愁感のあるメロディもsatさんならでは、といった感じですね。なんとなく「transient wind」のテンポを上げたといった印象もあって良い。
そして必殺技の如く登場するラスサビの転調は提供曲でも変わりません。展開の使い方が上手い。それにしてもジャケットのインパクトが強すぎる。<●>このロリコンどもめ!(違


82
石原夏織「運命は2度ベルを鳴らすんです」

作詞:松井洋平
作曲・編曲:若林充


若林さん久々の登場。ランティスのキャラソンらしさを残しつつも、アイドルアイドルしい雰囲気を取り入れた王道キャッチーポップスです。
最初の歌いだしの直後に襲い掛かるロックフィールド作家がよく使ってそうなスコーン!って音が個人的にツボだったりする。うん、藤末さんとか使ってたよね。ここだけで「あ、ロックフィールドだ」って思えるwww
そして作詞の松井洋平さんは2012年からランティスを中心に活躍するようになった作詞家さんですが、この人名前に似合わず女子力高い歌詞書きまくってますよ。この曲とか特にそうだし。「シュークリームみたいなハート」なんて歌詞が書けるとか、この人は男の娘ですか(違
そんなロックフィールドっぽさ、ランティスっぽさ、そして甘々したふわふわになっちゃいます的な歌詞のマッチングが素晴らしかったです。はい。


81
佐咲紗花「Fortune love」


作詞:Mine
作曲・編曲:矢鴇つかさ

この曲以降ランティスArte Refactが参加するようになったんですよね。矢鴇さんの名前はこの曲で知ったんだけどね。
曲のほうはキャラソンっぽい雰囲気とアイドルっぽい雰囲気が合わさったような超キャッチーポップスです。これトーンジュエルに提供する予定だったでしょ?って後で思ったのは秘密。
そういうわけで、ランティスのキャラソンの系統が好きな人ならストライクゾーンど真ん中な一曲になっています。それにしても矢鴇さんは曲の幅広いな。こういう曲調は以降ほとんどリリースされてないし。
自分はサビの終わり方が好きだった。「きっ・みのっ!もっ・とへっ!」って感じの、ね。あとは「Fortune Love♪」の「らぶっ♪」が萌える。うん。


80
光岡昌美LOVE BRACE

作詞・作曲:小室哲哉
編曲:ats-、清水武仁


2012年から数曲確認されているats-×清水の元HΛLタッグの初提供曲がランクイン。
カバー曲なのですが、原曲の良さはそのままにats-さんの悲壮感あふれるピアノでどこか悲しくも優しいイメージのリアレンジになっています。というか清水さん成分どこだよ・・・
合作アレンジだけどats-さんの色が出すぎていて清水さんの部分がわからないというのがちょっと惜しかったけど、王道バラードアレンジに仕上がっていたのでこの位置にランクイン。やっぱりTKカバー+ats-さんアレンジは相性良い。
そしてこの曲、中盤からはats-さんと思われるコーラスを聴くことができます。下川みくにの「GooD LucK」を思い出した人は少なくはないでしょうね。


79
Dorothy Little Happy「未来へ」


作詞・作曲・編曲:和田耕平


2012年新人賞アーティスト三組目のランクインです。今回アイドル系ばかりですね(爆
実際このアーティストは楽曲大賞の集計終了後に知ったわけで、再度ランキング構築するときに初登場だったりします。アルバムは2013年度の集計なので来年をお楽しみに!
曲の方はランティスの声優ソングにありそうなテンポの正統派キャッチーポップス。チップチューンのような電子音も良いアクセントになっています。
そしてこの曲の良さは95位の「ミライ∞ミライ」にもあったサビの掛け合い。3〜6人くらいのアイドルユニットでこの系統のメロディがあると本当にツボってしまうわけで・・・ひとりで歌うのは大変ですけどね。
普通にアニメのED曲とかでありそうな雰囲気で良かったです。メロディもアレンジもキャッチーさ全開。


78
真崎エリカ「レイン・スコール・レイン」


作詞:真崎エリカ
作曲・編曲:TAK-sk


普段はロックテイストの楽曲が多い真崎さんですが、この曲はどこかセンチメンタルでオサレな雰囲気全開の、しっとり系ミドルテンポのハウスポップに仕上がっていて、すごく新鮮な曲です。
作曲者のTAK-skはArte Refact酒井拓也さんの別名義ですが、この人も良い曲を書きますね。哀愁デジタルポップス系が得意なのかな。
サビの切ないメロディーとバックで流れるデジタルなシンセアルペジオがすごく印象的でした。ギターやピアノの入り方もすごくオシャレな感じで良いです。
どこかavexっぽい感じもあるのですが、ギターの使い方がまた斬新でちょっと違ったイメージも感じさせるのが面白かったです。


77
トーンジュエル「キミイロインリョク」

作詞:真崎エリカ
作曲:原田篤
編曲:西添健


こちらもArte Refact作品ですが、やっぱりavexっぽい雰囲気を残しつつも新しいサウンドを取り入れた正統派キャッチーポップスに仕上がっています。
作曲の原田さんは2コーラス目のAメロを飛ばす構成が多く、この曲でもその構成が使われているのですが、こうすることによってBメロの切ない雰囲気を醸し出すことができている気がします。
そして西添さんのアレンジ。この人のサウンドソニー時代の玉置成実のアルバム曲とかにありそうな雰囲気(増田武史さんがやりそうな感じ?)でどこか懐かしいイメージを感じさせた。最近の増田さんとはまた違うけど。
個人的にはCメロのバックで流れるピアノが好きでした。あとは原田さん独特のサビの終わり方かな。アウトロでスローになるところも切ない雰囲気全開でGood。


76
日山紅莉栖「二人のあしあと」


作詞:Le ciel
作曲・編曲:藤間仁


ザ・Elements Gardenといっても過言ではないキャッチーアイドルポップス系統の楽曲。この系統は藤田さんが多かったけど、藤間さん作編曲なので可愛さの中に柔らかなサウンドが加わっているのがポイントです。
これこそ、Elements Gardenにしか作れないメロディ・サウンド。ギターとストリングスの使い方もいつもどおりだし、キュート系エレガ曲が好きなら必聴の一曲に仕上がっています。
サビの盛り上がり方が個人的にはすごくツボでした。あと間奏でピアノが入るところかな。すごく春っぽい印象。ラスサビ前の「おーもーいでっはっなーさなーいー♪」は本当にエレガらしい盛り上げ方。キラキラしてて素敵です。


75
nao「Are together.」


作詞:nao
作曲・編曲:RYU


fripSide・naoさんの新プロジェクトの第一弾シングルからランクイン。
Daisy×Daisyなどへの楽曲提供でもお馴染みのBLOOD STAIN CHILDのRYUさんを作曲に迎えての楽曲ですが、RYUさんらしいシンセサウンドと疾走感のあるメロディが特徴的なクール系トランスポップに仕上がっています。
D×Dの「CROSS†BREAKER」に哀愁要素を加えたようなイメージかな。間奏のシンセとかほとんど同じだけどどこか切ない感じになっていたりしているので、聞き比べてみるのも面白いですよ。
そしてこのRYUさんはこんなお仕事もされているのですが、曲調とかいつものトランス・メタルとは違っててこういうのも作れるんだなーって思いました。それにしてもおとこの娘倶楽部Zの「Z」の意味は一体。Z。


74
AAA「good day」


作詞:leonn、日高光啓
作曲:菊池一仁
編曲:ats-


おっろーしたーてのペェーンツっ!
tearbridgeのバラード担当、菊池一仁さんの超久しぶりと思われる明るいアップテンポな楽曲。メロディとかもろ初期のあゆやdreamだし、何かすごく懐かしさを感じたwwwww
そして編曲はats-さんなのですが、これまた新境地のサウンドになっています。今までの曲だと「Orange」がいちばん近いかな?ボコーダーやワブルベースといったクラブミュージック仕様の仕掛けが多用されているエレクトロ。
そんな懐かしさと新しさを感じさせる組み合わせの楽曲になっています。曲構成も懐かしい雰囲気だったし。あとはラップ地帯のシンセの音とか好きだったかな。
おそらく日高さんは日本でいちばん「パンツ」をカッコよく発音した人だろう(爆


73
白羽美依「アンノウン・ビーチ」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹


風波さんのキラキラサウンドと切ないメロディが見事にマッチングした一曲。しっとりとした雰囲気で聴かせる優しいアイドルポップス調の曲です。
エレクトロ要素も加えつつ、可愛らしくも淑やかな印象を持たせる白羽さんのボーカルがそんな曲を彩ってくれている。この組み合わせは本当に素敵だと思う。清純派アイドルの女の子ってイメージ。
曲も6分あるのですが、そこまで長く感じさせませんね。まったりと落ち着いた雰囲気で聴けるのに、長さを感じさせない工夫もちゃんとしてあって、癒されます。
基本的なサウンドは変わらずも、風波さんは幅広い曲調を書けるので今後も期待できるクリエイターさんの1人です。もっと楽曲提供とかもして欲しいかも。


72
花たん「TRUE MAGIC.....」


作詞:tororo
作曲:HΛL、Hiroki
編曲:HΛL


2012年度最も衝撃的なコラボ楽曲(爆
ダ・カーポ×HΛL×花たんってどういう経緯なんだよwwwwwこれ知った時びっくりってレベルじゃなかったぞwwwwwwまあHΛLは昔ときメモとかやってたからな。。。
曲の方は清水さんが脱退してからもちゃんと清水さん在籍時っぽい雰囲気で仕上がっていましたね。でもやっぱり清水さんのギター欲しいわ。ゲスト参加まだd(ry
D.C.らしい切ない雰囲気もちゃんとあって、主題歌としてのかたちも出来上がっているのも素晴らしい。本当に仕事を選ばないとはこういうことを言うんですかねぇ。
ストリングスが多用されているのも秋元さん加入によって柔らかい印象を感じて良いです。清水さん時代よりも音の感じが丸くなっているかも。今後も期待です。


71
girl next door「ずっと」

作詞:千紗
作曲:井上裕治
編曲:girl next door、水上裕規


「作曲にも挑戦している」とかプロフィールに書いてあったにもかかわらず歌モノの作曲をしていなかった井上さんの初歌モノ作曲作品がランクイン。
うん、井上さんも素敵な曲書くじゃないですか。「ギャルゲー主題歌っぽい」がテーマ(個人的見解)なガルネクのイメージにぴったりですよ。というか鈴木さんに教え込まれている感じ?
今後はdatにおける北野さんポジションになってアルバム曲担当になったりするのかな。5thアルバムでも2曲作曲してるし。
・・・で、曲のほうは水上さんアレンジということもあって前述通りギャルゲー臭ぷんぷんな歌詞・メロディ・サウンドなキャッチーポップスに仕上がっています。Bメロの盛り上げ方が個人的にツボ。あとはサビの終わり方がC.G mixっぽい。うん。


70
茅原実里「Dream Wonder Formation」

作詞:松井洋平
作曲・編曲:菊田大介


アルバム詳細が発表されたとき、I'veのタカーセが参戦とか書いてあってこの曲も公開されたので、これがタカーセ曲か、と思ったら意外、菊田さんなんですよね。
でもこの曲のイントロの盛り上げ方とかはI've意識してるよね。1分くらいあるし。なのでI'veスキーなら絶対気に入る曲ですね。でもサビはTatshさんっぽい。
最近の菊田さんには珍しいシンセ主体のサウンドだったというのもやっぱり高評価ですね。ストリングスはほとんど使われていないので、2007年くらいだったら王道、今だと少し変化球って感じ。ギターが良い。
あと面白かったのが2Aメロの前にCメロがあるところかな。「MESSAGE/上戸彩」を思い出したわ。こういうちょっと構成に変化入れるの大好き。うん。


69
北乃きい「葉桜」


作詞:鳥海雄介
作曲:仁張陽介
編曲:DAISHI DANCE


作風変化でまた違った一面を見せてくれたきいちゃんのミニアルバムからこの曲がランクイン。
しっとりと和風な雰囲気でミドルテンポな楽曲で、水夏さん在籍時のLC:AZEっぽさも感じさせたりする。水夏さんがやりそうな曲調だけど最近こういうのなかったからこれは一瞬水夏さんか?って思った。
個人的にはピアノの使い方が好きだったかな。こういうナチュラルな雰囲気を感じさせるサウンドは好き。和っていいよね。
作曲者はR&Bとかハウスが得意そうな人だから、しっとり系は好きな人なのかな。もっとこういう曲調書いて欲しいわ。


68
片霧烈火「夜明けの星空」


作詞:日山尚
作曲・編曲:東タカゴー


こちらもハウス系の曲です。東さんの曲って音がすごく好き。水上裕規さんあたりが好きならツボるはず。
どこかセンチメンタルさを感じさせつつも、明るくてキャッチーなメロディもそうだけど、やっぱりこの曲はアレンジが大好き。いい感じでデジタルデジタルしていて好き。
鈴木大輔×水上裕規タッグっぽさはありつつも、ガルネクとかではやりそうにない曲調を突いてくるのも憎い。東さん本当にいい仕事してるわ・・・
哀愁ハウスということもあって、サウンドからは斬新なイメージも感じさせて、どこかで聴いたことありそうだけどない、といったイメージがすごく良かったです。


67
ヒスイリカ「DREAM☆JUMP」

作詞:ヒスイリカ
作曲・編曲:Clean Tears


Clean Tearsさんの曲では昨年度はこれがいちばん良かったかも。とにかくキラキラしててハイテンションな一曲。
ボーカルの方はこういった曲調はなかなか歌ってなかったみたいで、かなり新鮮な曲らしいのですが、これはすごくボーカルとマッチングしていて、この路線も続けて欲しいなーと思いました。
ひたすらキラキラデジタルポップスなのですが、間奏でちょっとブレイクビーツが入るのもClean Tearsさんらしいですね。この人の曲はリズムがすごく特徴的。
テンポの速いエレクトロが好きな人ならこれはぜひとも聴いておきたい楽曲。本当にこの人やりますよ。うん。


66
夏野こおり藤咲ウサ「カラフルキャンディー」

作詞:ayachi
作曲・編曲:菊田大介


こちらはストリングスや4つ打ちテンポが効いた、いかにもエレガのキャラソンって感じで菊田さんの王道中の王道といったイメージの楽曲です。
キュートさを持ちつつも爽やかな印象を感じさせるメロディ、どこかセンチメンタルな歌詞、どれをとっても菊田さんの曲!って感じが伝わってきます。
そしてツインボーカルならではの掛け合いもエレガは上手いんだけど、この曲でも健在。Bメロから掛け合いが続き、左右振り分けもほどよい程度になっているので効いてて心地よいです。
自分はサビ頭とかで使っているスコーン音が好きですね。最近の菊田さんはこの音使うことが多くなった?そんな気がする。


65
NANAExplorer World」

作詞:milktub
作曲:宮崎京一、水城新人
編曲:宮崎京一


サビの疾走感がとにかくたまらない。この疾走感に乗せられる切なさが本当に素敵。
パンキッシュなリズムに哀愁メロディが重なって、泣けるロックナンバーに仕上がっているので、こういった曲調は最近なかなかなかったので聴いた時はすごく心に響きました。
だいたいこのような路線はしょこたんとかがやっていそうなんだけど、最近はあまりやってなかったからこれを待っていた的なメロディとサウンドで良かったのですよ。
サビ前の盛り上がり方も完璧だし、哀愁ロックポップの王道中の王道ともいえる一曲になっています。感涙モノ。


64
天乙准花「promise you」

作詞:天乙准花
作曲・編曲:新道楽


これまた泣ける一曲。00年代前半っぽい雰囲気全開のミディアムバラードです。T2yaさんがやってそう。
とにかくメロディからアレンジまで00年代前半のJ-POPの路線を貫き通した曲になっていて、このへんが好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか?と言いたいくらいな楽曲です。
だいたい自分もこのへんから入ったので、どこか懐かしさを感じながら聴いてました。泣きメロが素晴らしすぎる。
shelaとかが好きだった人ならこれは聴いてみたらいいかも。本当に素敵な泣きのバラードに仕上がっていますよ。うん、綺麗な曲。個人的にはラスサビは転調して欲しかったかも。


63
nao「colorless fate -ver.Luna 2011-」

作詞:nao
作曲・編曲:八木沼悟志


これが「Decade」への布石だったといってもいいかもしれませんね。セルフカバーというよりは新バージョンって感じ。erica 2007はいつフルコーラスになるんだよ・・・
で、これは3バージョン目になるのですが、オリジナルの複雑リズムなスネアドラムが特徴的だったアレンジとは一転、第二期に入ってから多用するようになったトランシーなシンセ音が入って、これが現在のsatさんの音だ!的なリアレンジでした。
そして歌詞も若干違っているのですが、ラスサビが繰り返しになってしまっているのが惜しかったかな。ここが繰り返しじゃなかったらもう少し高評価だったかもしれませんね。しかしオリジナルよりも音はしっかりしていて、むしろこっちのほうが好きかも?
全体的にオリジナルの要素は残っているので、原曲好きな人でもすんなりと聴けるんじゃないでしょうか。たぶん。


62
霜月はるか「a little more」


作詞:日山尚
作曲・編曲:東タカゴー


これはタイアップ先のゲームのOPムービーとセットで聴いて欲しい一曲。とにかくドライブ感&爽快感抜群なロックテイストのキャッチーポップスになっています。
タカゴーさんらしいキラキラした音とギターが噛み合って、どこか切なさもあるメロディに乗ってひたすら走り抜けていくみたいな。夏のドライブにぴったりの一曲になっているのではないかと思います。
哀愁ロック系では王道の「Aメロがバス4つ打ち」もちゃんと組み込まれていて、個人的にそこから切なさ全開のBメロに繋がっていくのが好きだった。
とにかく夏っ!で風が吹き抜けていくようで超爽やかな曲。車のCMソングになってもおかしくない・・・かも?


61
めらみぽっぷ「Light」


作詞・作曲:Spyre
編曲:ニゴロウ


これぞTHE・avexサウンドといっても過言ではないような曲ですね。もろその手のメロディ・サウンドな感じ。
イントロとかガルネクの「Jump」っぽいし、メロディも全体的に五十嵐さんっぽい感じが出ててツボでした。
というわけで、datあたりが好きならこれも好きだと思うよー的な一曲だったりします。シンセブラスの音が本当にそれっぽいwww
Aメロが個人的に好きなところ。五十嵐さんリスペクト感満載でどこか懐かしいけど新しい、そんな印象を受けました。絶対五十嵐さん好きなら聴いておいたほうがいいよ!


60
小夏ミナト「Wintelic Polyfonia」

作詞・作曲:紅林学
編曲:蕪木法義


2011年度見事に楽曲大賞上位にランクインした「さんくちゅ」の2作目がランクイン。小夏さんはこの後芸能活動引退してしまったんですよね・・・すごく綺麗な声だったのに残念です。
で、この曲は前作までの透明感のあるデジタルJ-POP要素はそのままに、ストリングスやピアノをフィーチャーした、キャッチーながらも幻想的な雰囲気を感じさせる楽曲に仕上がっています。
あまりにも透明感抜群すぎて曲名のような冬っぽさはあまり感じないのですが(ガルネクの「Winter Breeze」みたいな?)、どこか儚げなイメージを感じさせるところが冬って感じかな。
蕪木さんのサウンドはもう本当に透き通ったサイダーのようなイメージなので、それが冬ソングでも健在なのは素晴らしかったです。はい。あとラスサビの伸ばすところが好き。


59
片霧烈火「Mind Resolution」


作詞:森林彬
作曲:アッチョリケ、sherry
編曲:sherry


これは来ましたね。アッチョリケさん久しぶりのカッコイイ系デジタルJ-POP。
聴いた瞬間からこれなんてガンダムの主題歌的なイメージが炸裂しまくっていました。例えるなら玉置成実の「Result」あたりが近いかな?
そんな疾走感のあるクールなメロディにトランシーなサウンドが合わさって、今にも宇宙に飛び出せそうなドライブ感を感じさせる楽曲です。
タイアップ先のエロゲのジャケット見て、こんな主題歌が飛んでくるとは誰も思わないですよね。むしろ本当にガンダム。カッコいいです。個人的にはアウトロがもう少し長くして欲しかったかな。


58
miko「ハッピーオレンジサンシャイン★」


作詞:まめこ
作曲・編曲:task


この人もかなり良い曲を書きますね。例えるなら「(大久保薫齋藤真也+椎名俊介)×甘々雰囲気」ってところか(謎
とにかくトゥインクルトゥインクルスウィートキャッチーリリカルポップス(謎)って雰囲気な、ハインテンションで乙女チックなロックポップに仕上がってます。何か魔法少女っぽい。
跳ねたリズムにキラキラしたサウンドが乗ったどこか爽やかな曲と、超キュートな歌詞とボーカルが重なり合った、まさにスウィートな一曲。この人の曲は聴くだけで甘い雰囲気に引き込まれます。何かオレンジというよりピンク色なイメージ。
アイドルポップスや声優ソング、またはゆるめの電波ソングあたりが好きな人ならこの曲には共感できるんじゃないでしょうか。まるでキャンディーのようにカラフルで甘い曲なのですよ。


57
Ne;on「Just in my heart」

作詞:Ne;on
作曲・編曲:羽丘淳


この人もまたすごくキャッチーな曲を書きますね。生音系でアイドルポップスな感じが多くてその手が好きな人なら間違いなく好きなハズ。
歌い出しからこれは来た!って思いました。これはもうメロディにやられた。構成もメロディラインも完璧。とにかくキャッチーな女の子の曲、だけど甘すぎない、そんな調和が取れた曲に仕上がっています。
PPPHリズムでしっとり聴かせるBメロから、躍動感あふれるサビへの展開も王道中の王道って感じで好き。魔法少女アニメの主題歌的なイメージもありました。
メロディもアレンジも歌詞も、すべてがアイドルポップスらしさが詰まっていて、聴いてて楽しくなっちゃいます。可愛いです。


56
AAA「Still Love You」

作詞:KAJI KATSURA、日高光啓
作曲:SHIROSE、her0ism、DJ first
編曲:ats-


この曲からAAAはエレクトロ路線が多くなったのですが、これはats-さんのエレクトロ路線のひとつの完成形ともいえる一曲になっています。
クラブミュージック仕様といってもいいくらいにノリの良いリズムトラックに、複雑なシンセのサウンドが絡み合って、非常にダンサブル。だけどどこか切ない雰囲気もある。そんな曲です。
作曲者は三名ですが、R&B系統が得意そうな方だったのでこれは結構変化球だったのかな?でもテンポ落としたらR&Bなアレンジになっても違和感ないメロディかも。そんなメロディをエレクトロに変化させるats-さんのサウンドメイキングは流石といったところですね。
製作者からはちょっと意外な楽曲に仕上がっているのですが、ある意味それが全て繋がって全く新しいエレクトロダンスミュージックに仕上がっているかと思いました。


55
白羽美依「恋は絵本の中のロマンス」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹


Aメロ・サビ・間奏で連発する
ちゅんちゅん
って音が特徴的な王道キャッチーポップスです。
椎名俊介さんリスペクト感満載なサウンドなんだけど、哀愁感があるのがやっぱり風波さんらしさだなーって思いました。ちゅんちゅん。
とにかく甘酸っぱさ全開、乙女チックなデジタルJ-POPなのが好きならぜひとも聴いていただきたいです。ちゅんちゅん。
キラキラでリリカルな雰囲気が詰まった、まるで宝石箱のような可愛らしい曲。流石と風波さん。間奏も面白く仕上がってます。ちゅんちゅん。


54
Souwer「星のキズナ -STAR CHAIN-」

作詞:KAzRA
作曲・編曲:琉姫アルナ


LC:AZEのアルナさん作曲による、壮大かつクールな雰囲気の王道デジタルポップスです。
もうメロディがどこを聴いてもアルナさんらしさ全開なんですよねーこれが。雰囲気的には「DISTANCE」あたりに近いけど、当時のI'veリスペクト感は薄れ「アルナさんの曲」としてひとつのジャンルが出来上がってしまったようなイメージが浮かぶくらいには王道ですね。
やっぱりこの人のサウンドは日々変化し、王道の中でも多彩な顔を見ることができますね。その中でもいちばん「アルナさんらしい」と言えるような楽曲じゃないでしょうか。うん。
LC:AZE時代から知っている方なら思わずニヤッとしてしまいそうな正統派メロディは必聴です。ストリングスの使い方もばっちり。


53
小松菜「Massive Glint」

作詞・作曲・編曲:琉姫アルナ


こちらもアルナさん曲です。LC:AZE在籍時最後のアルバムの一曲目ということで、かなり気合入っていますよこれは。
まだAruna名義だった頃の面影がちゃんと残っている。これぞLC:AZEサウンド!って感じが伝わってきます。今は水夏さん、アルナさん、cittan*さん全員辞めたから面影はないですが・・・
アルナさんが脱退してもこの手のサイバーデジタルポップス路線をひたすら突き走って欲しかったというのが個人的な見解かな。これは本当に見事にLC:AZE「らしい」曲に仕上がっていてもう素晴らしいとしか言いようがない。やっぱりこの人に出会って人生変わったわ。LC:AZEをはじめて知った曲が2008年楽曲大賞だったくらいだし。
ボーカルはアルナさんとは初の組み合わせとなる方ですが、この人の声はすごくアルナさんの曲と相性バッチリでこれからもタッグを組んで欲しいですね。今後に期待です。


52
KOTOKO佐藤ひろ美「One-Chance!!」

作詞:KOTOKO
作曲・編曲:藤田淳平


最近密かに復活しだした藤田さんのデジタルポップス路線。これはその王道ど真ん中といった感じで自分のストライクゾーンに直撃しましたね。
だんだん生音が多くなってきた最近のエレガですが、ちゃんとピアノ、ギター、ストリングスといった生系のサウンドを使いつつも、トランシーかつダンサブルなサウンドに仕上がってします。
そしてエレガと言ったらツインボーカルの名曲率の高さ。やっぱりこの曲も二人のボーカルがマッチングしていて素敵でした。以前にも数曲でコラボしている双方ですが、この曲がいちばんシンクロ率高いと思いました。
藤田さんは以前トランスとかもそこそこ書いていたので、この手の路線も再び増えて欲しいなーと思ってこの位置。


51
fripSide「Hesitation Snow」

作詞:yuki-ka
作曲:八木沼悟志
編曲:八木沼悟志、川崎海


第二期fripSideで川崎さんは哀愁系担当ってイメージがつきつつありますね。
この曲も歌いだしはしっとりと聴かせ、サビからクールな雰囲気で飛ばしていくといったイメージの楽曲です。そういえば第二期でこういう路線って少なかったかも。メロディはいかにも第二期って感じだけど。
アップテンポなんだけど、どこか悲壮感の漂う儚げな歌詞が噛み合って、fripSideならではの「キャッチーだけどどこか切ない」世界観を表現した楽曲になっているのでは、と思いました。
でもやっぱりこの曲のツボは最初と最後のメロディですね。あれで終わらせるのは反則。切なさ全開じゃないですか。何か初期のあゆっぽい感じで泣けてくる。これはいい。


翌日は21位まで紹介する予定です。

それでは。

楽曲大賞2012について

こんにちは。

今年1月を予定していたJHB楽曲大賞ですが、ランキング制作にかける時間がなく、今まで時間を費やしてしまっていました。

毎年楽しみにしてくださった方々にお詫びを申し上げます。

2012年度版はそういう状況もあってか、100位からの公開の縮小版になると思いますが、明日から随時公開予定しようと思います。皆様お待たせしました。


それでは。

2012年度楽曲大賞について

お久しぶりです。

今年もこの季節がやってきました。

2012年度 JHB年間楽曲大賞

毎年恒例、7回目の開催となります楽曲大賞。

これのためにいろんな曲を聴いているといっても過言ではない生活をしております・・・

ルールは昨年と同じく、

・2011年12月1日〜2012年11月30日までに発売された楽曲で総合的な個人評価を行い、上位150曲を発表

・1位の楽曲が「2012年度JHB楽曲大賞」

・順位は最終選考時の個人評価で、完全な独断と偏見

・よって、楽曲大賞下位や圏外でも発表後上位クラスの評価に変わったり評価が落ちることもある

で行います。

今年は仕事に冬コミにいろいろと忙しいので発表時期はいまのところ未定ですが、1月中旬を予定しております。

では、よいお年を!

5〜1位

こんにちは。

2011年度JHB楽曲大賞もついに最終日。

いよいよ今年度の楽曲大賞が決定いたします!



北乃きい「ずっと、いっしょだね」
作詞・作曲:木下智哉
編曲:清水武仁

心 (ジャケットC)

心 (ジャケットC)

今年もきいちゃん無双となった楽曲大賞ですが、今年のシングル・アルバムは両方とも神曲ぞろいで素晴らしい作品になっていたのですが、これはアルバムの中から最も良かった曲です。
清水さんの久しぶりとなるソロでの編曲担当ですが、HΛL在籍時代に培ってきたサウンドが数多く使われており、ギターとストリングスの駆け抜けるような疾走感が特徴的なサウンドに仕上がっていて、今までの集大成ともいえるものになっています。
そして何よりもこの曲の良さはメロディ。木下さんのキャッチーながらもどこか切ない雰囲気のメロディと、清水さんのポップなサウンドとの相性がバッチリで言うまでもなく素晴らしいタッグです。
構成も個人的にはかなり萌えました。初期のLC:AZEを思わせるようなメロディ構成になっているのですが、これがまた曲の感動させる雰囲気を醸し出していて良いです。歌詞の儚げながら決意感を感じさせる世界観にぴったりです。
そういうこともあって、人生という小さな旅を草原のように駆け抜けていく疾走感で彩る、遠くへ行くときにはぴったりな一曲に仕上がっています。田舎の車窓が思い浮かぶので、ぜひそんな景色で聴きたい曲です。



後藤真希「Believe」
作詞:後藤真希
作曲:夏海
編曲:ats-

愛言葉(VOICE)(DVD付)

愛言葉(VOICE)(DVD付)

これは完璧にやられた。ここまでats-さんらしさ全開のバラード曲を切り札として持っているとは。アルバムの最後から2曲目という立場がどれだけ重要なのかがこれまたわかってしまう一曲です。
とにかくats-さんだけにしか出せないだろう、最高級のピアノサウンドが曲の全体に散りばめられた、まさにこれぞats-さん!と言える最強の王道曲になっています。すげえ。ats-さんの歴代の曲の中でもトップクラスの王道サウンド
曲の雰囲気は「Love Again 〜永遠の世界〜/shela」のメロディ+「REFIND/光岡昌美」のサウンドといった感じで、00年代のavexらしさがこれでもかっていうくらいに詰め込まれている正統派ミディアムバラードです。
Bメロのどこか力強さを感じさせるメロディから、サビの壮大な雰囲気への繋がり、そして最後は優しく終わらせるという構成も好きだったし、何よりも好きだったのは間奏のピアノソロ。ats-さんの泣きのピアノがじっくりと聴けます。
どこか和のメロディもあり、どこから聴いても涙が出てしまいそうな、壮大かつ感動的な楽曲として、まるで映画の世界にいるかのような錯覚さえも感じてしまう大作。とにかく泣けます。



北乃きい「トドカナイ」
作詞:森月キャス
作曲:鈴木大輔
編曲:ats-

絆(DVD付き:AL連動特典ライブ応募券付き)

絆(DVD付き:AL連動特典ライブ応募券付き)

はっきり言います。2011年度最も度肝を抜かれた一曲です。
まずクレジット。鈴木大輔さん作曲・ats-さん編曲という、同じCDで共存することはあってもタッグを組むことは滅多にない最強コンビの復活ですよ。「Beautiful/鈴木亜美」以来5年半ぶりです。すげえ。
そして何よりこの曲の特徴といえば、あまりにも超展開すぎる曲構成。最初はats-さん王道のスローバラード・・・かと思いきやサビが終わると一転。疾走感抜群のサウンドへと変身しちゃいます。この変化は試聴した時は前半部分だったので「ats-さんのバラードかなぁ」と思ったら、タイアップ作品のエンディングで流れるのはアップテンポな感じになっていて「えっ?」ってなりましたよwwwこれは本当にアイデア賞モノです。
切ない歌詞も相まって、ats-さんのピアノが主体のサウンドと重なり合った、ちょっとダークな世界観のカッコいい曲に仕上がっています。こういうダークなきいちゃんもいいね。すごく黒い曲です。友達曰く「ヤンデレみたいな曲だ」とか(爆
この二部構成のおかげで、非常に壮大でドラマチックな曲になっていて、5分半という時間を全く感じさせない、切ない世界観へと誘うようなメロディを聴かせてくれます。大輔さん素晴らしい仕事しました。
そういうわけでats-さんの王道ピアノサウンドが綺麗なバラード調サウンドと、4つ打ちリズムとギターが駆け抜けるダークなデジタルサウンドの両方が一曲で楽しめる、まさに一粒で二度美味しい楽曲に仕上がっています。



小夏ミナト「絆のハーモニー」
作詞:小夏ミナト
作曲:紅林学
編曲:蕪木法義

2011年度最優秀新人賞楽曲になっております。これは本当に歌声、メロディ、アレンジすべてが三拍子揃っていて聴いた瞬間に惚れてしまいました。
すごく綺麗なピアノから入り、水上裕規さんもビックリの透明感が半端ないイントロに繋がっていく。このイントロだけでもう完全に引き込まれました。やっぱり音の魅力ってすごいわ。
そして静かな歌い出しになり、Bメロでアップテンポになり、高揚感と透明感で満ち溢れる、キラキラってレベルじゃないくらいに輝きまくっているブライトネスなサビへと続く。この構成だけでももう虜になってしまったのですよ。この曲は本当にすごい力を持っています。
全体的に散りばめられたピアノ主体のデジタルサウンド、哀愁を持ちながらもキャッチーなメロディ、そして小夏さんの透明感1000%の、まるでサイダーのように澄み切った歌声。このバランスが完璧すぎてもうノックアウトされました・・・!
とにかくメロディとアレンジがこれ以上ないっていうくらいに歌声に見事なまでにマッチングしていて、小夏さんの声にいちばん合う音を作りました、といっても過言ではないくらいにはシンクロ率572%です(爆
透明感という言葉がここまで似合う曲って、他にない気がしますよ。本当に。ラスサビの後にイントロと同じメロディのアウトロがあったらもっと感動してたけど、ワガママは言いません。言うまでもない名曲です。


そんな楽曲を差し置いて見事1位を獲得したのは・・・

この曲です!!!!!



花たん「Brand New Voice」
作詞:神保篤
作曲・編曲:冨田敦

すきま桜とうその都会 初回版

すきま桜とうその都会 初回版

2011年度の楽曲大賞はこの曲を聴いた瞬間に確定したものと思われたくらいにもう素晴らしすぎました。私のいちばん好きなジャンルの楽曲といっても過言ではない仕上がりになっていて、しかも完璧すぎる完成度。
今までの楽曲大賞上位獲得楽曲を彷彿とさせるようないろんな要素が詰め込まれていて、まさにデジタルポップスの集大成と言える楽曲になっています。メロディ、アレンジ、ボーカル、歌詞、すべてが最高で最強の楽曲でした。初見で文句なしの満点評価でしたから。
スローテンポなイントロから始まり、「Eternal Voice/玉置成実」を彷彿とさせるats-さんっぽい雰囲気のメロディとサウンドのギターソロ、そして疾走感抜群ながらもどこか哀愁のあるメロへと続いていく。もうこの最初の展開だけでもやられましたよ。
そしてats-さんっぽいギターソロ部分よりももっとats-さんリスペクト感全開なサビ。このサビのサウンド誰のどんな楽曲よりもats-さんをリスペクトしているって感じがすごく出ていて、2006年度の楽曲たちを思わせるような仕上がりになっていて、本当に感動しました。
どこを聴いても素晴らしすぎる一曲なのですが、やっぱりサビの音にはもう完全にストライクゾーンど真ん中というか一致してしまってノックアウトどころかキュン死してしまうほどでしたよ。そして作詞作曲している方の名前もats-さんと一致してて、もはやここまで意識しまくりな曲はないというくらいに。この曲のおかげでats-さんの王道デジタルポップスが再度点数上がりましたし。
そんな素晴らしすぎるデジタルサウンドに、花たんのハイトーンボイスってレベルじゃないボーカルが重なり合って、儚さの中に力強さを感じさせる、最強の楽曲に仕上がっています。
ちなみに本楽曲がEDテーマとなっている「すきま桜とうその都会」には男の娘キャラが登場してます。これで女装キャラの登場する作品の関連曲が楽曲大賞5位以内に入るという記録を更新し、さらに初の楽曲大賞にまで輝きました。わぁい!


というわけで、2011年度JHB楽曲大賞に輝いたのは、花たんの「Brand New Voice」でした!!

ここで楽曲大賞部門賞も発表させていただきます。

最優秀アーティスト賞:北乃きい
優秀アーティスト賞:佐咲紗花後藤真希・仲村芽衣
最優秀作詞家賞:森月キャス
優秀作詞家賞:leonn・Kenn Kato
最優秀作曲家賞:鈴木大輔
優秀作曲家賞:紅林学・上月幻夜rian
最優秀編曲家賞:蕪木法義
優秀編曲家賞:ats-・冨田敦・篠原瑞希
最優秀新人賞:小夏ミナト
新人賞:RO-KYU-BU!・凛
最優秀アルバム賞:北乃きい「心」
優秀アルバム賞:fripSide「infinite synthesis」
企画アルバム賞:SUPER STAR 満-MITSURU-「ONLY ONE ACT」
最優秀シングル賞:北乃きい「絆」
優秀シングル賞:Sound Couture「AQUA」・佐咲紗花「fly away t.p.s」
最優秀美少女ゲーム主題歌賞:すきま桜とうその都会
優秀美少女ゲーム主題歌賞:恋愛0キロメートル・妹スタイル

以上をもちまして、2011年度JHB楽曲大賞を終了させていただきます。

閲覧してくださった皆様、ありがとうございました!

2012年も、たくさんの名曲に出会えますように。


それでは。