50位〜21位

後半戦に入ります。21位まで発表です!

50
KOTOKO「サクラノアメモエギノヨ」


作詞:KOTOKO
作曲・編曲:齋藤真也


最近の齋藤真也さんにありがちだったTKっぽい雰囲気の哀愁系メロディの楽曲です。普通にavexで出しそうな感じ。
というか2012年になってからavexへの提供はほとんどなくなったんですけどね・・・またAAAとかにも提供して欲しいですね。
どこかノスタルジックな感触で、90年代っぽさを感じさせるサウンドが、すごく懐かしさを思わせるような一曲に仕上がっています。
とにかくサビのメロディが泣けます。「君という名の光」をより泣きメロにした、ってイメージかな。音も結構重たい感じで良い出来。


49
結城アイラ「悲しみは誰の願いでもない」

作詞:畑亜貴
作曲:原田篤、fandelmale
編曲:矢鴇つかさ


結城さん久々のランクイン。たぶんデビュー曲以来かも・・・でもこれはかなり来ましたね。
曲調は王道のデジタルポップス、矢鴇さんはトランスとかが得意らしいのでこれは正統派なアレンジと言っていいのかな。すごく完成度が高いです。イメージとしてはガルネクの「Tri△ngle」っぽいかも。
もともとこの曲はロック調で作られていた曲らしく、サビの終わり方が同じく原田さん作曲の「Next Quester」(何位かはお楽しみに!かなり上位に入ってるかも)とそっくりだったりします。むしろ原田さんアレンジのロックバージョンとかも聴いてみたい。
デジタルなサウンドも良いのですが、やっぱりこの曲はメロディがすごく良い。シリアスな雰囲気だけどどこか希望がある感じ。原田さんのメロディはこういうのが多くて聴いてて心地よいです。


48
小野恵令奈「キミがいれば…」

作詞:Litz
作曲:山下和彰
編曲:HΛL


秋元直也さんが加入したからなのか、どこかats-さん在籍時代を思わせるようなサウンドがイントロアウトロにあったりするのですが、これは完全にHΛLの初期〜現在までが詰まったようなサウンドで聴いててワクワクしました。
ギターソロの盛り上げ方やメロディとの組み合わせは中野さん在籍時っぽいし、キラキラした音は清水さんや丸山さんを思わせる。梅崎さんのサウンドはどういうものかすごくわかりづらいのですが、これは梅崎さんの意向がかなり出ているのでは、と思いました。
疾走感のなかにグッとくるような切なさが重なり合い、どこかアニメの挿入歌にでも使われそうなイメージの一曲に仕上がっています。というかえれぴょんのシングルは一部バージョンしか配信、レンタルしてなくて集めるのが辛そうだったです・・・はい。


47
nao「stayin' alive」

作詞:山下慎一狼
作曲:nao
編曲:山田重利


まさかのなおすん本人作曲。初の作曲ということですが、すごく完成度高いです。
山田さんアレンジなのでキャッチーな雰囲気はそのままに、第一期fripSideのような哀愁感を持たせた王道楽曲に仕上がっています。Bメロの使い方は最近のsatさんっぽいw「trusty snow」が近いかな。
あとは構成もかなり凝ってますね。ラスサビはメロディが違うし、どこか泣ける構成になってる。
これからも作曲はするのでしょうか。このクオリティなら今後も王道サウンドで攻めることができるかもしれませんね。いつかsatさん編曲でコラボお願いします!


46
小松菜「リミットチャンス」

作詞・作曲・編曲:吉田省吾


吉田さんの曲は知り合いから教えてもらったんだけど、これがかなり良かったです。超王道デジタルJ-POPといったところ。
ギターとトランシーなシンセサウンドが見事に融合したとてもカッコいい楽曲になってます。歌詞もちょっと中二病な感じなのが良い(爆
そしてサビに入るところの開放感&疾走感はまさに時を駆け抜けるかのような爽快感。何かレールガンっぽい雰囲気。
個人的にはラスサビの歌い終わりから2小節ほど伸ばして「パーン!」なところがツボだったりします。ここめちゃくちゃ気持ちいい。とにかく聴いてて気持ちよくなりそうな疾走感です。素晴らしい。


45
真崎エリカ「NEO DESTINATION

作詞:真崎エリカ
作曲・編曲:青田新名


ジャケットからは想像もできないような、しょこたんが歌ってそうなイメージのアニソン風ロックナンバーです。
作曲の青田さんは篠原瑞希さんや景家淳さんなどと同時に加わったAngel Noteの新メンバーですが、この人はかなりロックな人っぽそうですね。今後ロック担当になるのでしょうか。
雰囲気的には上にも書いたとおり、すごくしょこたんです。齋藤真也さんや黒須克彦さんが得意そうなイメージ。黒須さんのベースが入ったらもっとそれっぽいかも。真崎さんは同人界のしょこたんっていうイメージが自分の中にはあるので・・・(爆
攻撃的なディストーションギターとドライブ感のあるメロディが心地よい、爽やかカッコいい正統派ロックに仕上がっているので、こういう系統が好きな人ならぜひ聴いてみてください。


44
若井友希「Everybody Let's Go!」

作詞:森月キャス
作曲・編曲:大西克巳


これはかなりド肝を抜かれた一曲。重苦しい壮大なバラード曲である表題曲から一転、カップリング曲であるこの曲は「これなんてエロゲ?」って言いたくなるようなまさにエロゲソング的なロックポップ。
大西さんのギャルゲー好きっぽいイメージがそのまま伝わってきそうな楽曲。歌詞も完全にギャルゲーを意識してるだろwって思いたくなるような感じでテンション上がったわ。
数ある大西さんの曲の中でも、これがいちばんエロゲ主題歌になっていても違和感全くない曲だと思いました。それくらいには大西さんの趣味全開な感じがあって良かったです。
曲に合わせてヒロインたちが走り回っていそうな、そんな一曲です。ギャルゲー好きなら是非。


43
結月そら「スターチス

作詞:結月そら
作曲・編曲:cittan*


cittan*さんはボーカル曲でもこのトランス路線を書かせたら無敵ですね。アップリフティングトランスの雰囲気はそのままに、哀愁メロディに乗るボーカルがすごく印象的。
イントロやサビ前に入るピアノが個人的にはかなり良かった。あとは局所で鳴り響くシンバルが特徴的でした。とにかく開放感溢れるメロディ+サウンド
あとはラスサビで転調するところとかかなり来ましたね。cittan*さんらしさがしっかりと伝わってくる。疾走感の中にあるキュンとするような切なさ。このコンボは本当に素敵。
そしてただの繰り返しにならないようにアレンジ構成も少しずつ変わっているところも好きですね。こういった仕掛けがあってこそのcittan*さんです。名曲。


42
NANAMy Treasure Ship」

作詞・作曲・編曲:天道紅緒


天道紅緒さん、この人はすごくいい曲を書くんですよ。2012年最も飛躍したコンポーザーのひとりと言っても過言ではないです。
曲の方はavex臭全開のキラキラデジタルポップス。メロディとかすごく鈴木大輔さんっぽい感じだし。でもガルネクやAAAとはまた違った雰囲気が出ているのも個性的ですね。
とにかくキラキラ感満載で躍動感のある、まさにエンディングにふさわしいキャッチーな楽曲に仕上がっています。サビや間奏に入るときに使われるシンセの音がすごく好きです。
メロディもすごく完成度高いのですが、やっぱりアレンジが良いですねこの人は。音の使い方がいちいち私のツボを突いてくるのが本当に憎い。うらやましい限りです。
天道さんの曲はもう一曲上位にランクインしてると思いますのでそちらもお楽しみに。


41
Ne;on「Ready! Princess'S Ball」

作詞:Ne;on
作曲・編曲:羽丘淳


曲名は誤植か?って思いたくなるけど、これが正式表記っぽいです。姫玉(爆
で、曲のほうは可愛らしくキャッチーな中にも、曲名通りお姫様のような淑やかさも感じさせる王道アイドルポップスといった感じです。ストリングスの音がすごく印象的。
とにかくポップな雰囲気が終始流れていくかのような曲で、4分半ずっと甘々なイメージが続いていく、まさにアイドルアイドルしい一曲。歌詞もいかにもアイドルって感じですね。「見慣れた制服がドレスに変わる」とかすごくアイドルしさ全開で萌えますw
とにかくアイドルポップスとしての完成度はトップクラスなので、バンドサウンドを取り入れたアイドルポップスが好きな人には是非とも聴いていただきたい名曲。


40
トーンジュエルネバーランド

作詞:真崎エリカ
作曲:原田篤
編曲:五条下位


これはとにかく五条さんのアレンジが凄い。五条さん王道のハイテンポキャッチーデジタルポップス路線で、特にピアノが目立つサウンドに仕上がっています。
どこかファンタジックな歌詞の世界観を彩るクールながらも儚げな原田さんのメロディも素敵。原田さん独特のあえて2コーラス目のAメロを外す構成もそんな世界観をより良く醸し出している気がします。そのBメロもアレンジが変わってくるし。
サビのavexっぽいシンセとギターの使い方が個人的には好きですね。五条さんはもっとこの路線の曲を提供するべきだと思うね。Arte Refactで最もデジタルポップスが得意なので、今後も期待できそうです。
歌詞、メロディ、アレンジの一体感がすごく感じられる一曲に仕上がっています。デジタル路線が好きな人は必聴です。


39
めらみぽっぷ「You Alone」

作詞・作曲:Spyre
編曲:nazz-can


これまたシングルの表題曲と同じく90年代後半〜00年代前半のavexサウンドを髣髴とさせるメロディ&サウンドですね。個人的にはこっちのほうが好きだった。
この手の路線の中ではトランスの要素が強いイメージのサウンドに、切なげな雰囲気の歌詞とメロディが髪かってよくマッチングしています。
デジタルJ-POPの王道中の王道を貫くかのようなまさに超ストレートな一曲。この人はバンドサウンドのバラード曲とかが得意な方っぽいですが、こういう曲を書いてもすごくいい曲を書きますね。むしろこっちの路線で行って欲しいな。
アウトロのピアノの音とか完全にツボ。編曲者は調べてもあまり出てこなかったけど、こういう感じの曲がもっと欲しいですね。どちらにも期待できる一曲。


38
nao「ツクモノツキ」

作詞:山下慎一狼
作曲・編曲:新井健史


これなんてtkm(爆
アラケンさん作編曲なんだけど、サビ頭のスコーンに加え、終始使われるベルの音、サビ直前のパーン!という音、どれをとってもtkm編曲臭がぷんぷん漂っていますwwwこれはやられたwwwww
編曲者伏せてたら完全にtkmさんだと思う第一期fripSideファンは少なくないはず。もうこのサウンドに一瞬で引き込まれましたね。編曲監修してるとしか思えない。
で、アレンジばかり目を行ってしまっているようですが、メロディもすごく良く出来ています。第一期fripSideに例えるならsatさん作曲ですが「praying over」が近いかな。
fripSide時代のサウンドを思わせるどこか懐かしく感じてしまう一曲。第一期からのファンにはたまらないでしょうね、はい。


37
KOTOKO「Teller of World」

作詞:魁
作曲:折戸伸治
編曲:齋藤真也


2012年衝撃のコラボPart2(爆
折戸さん×シャイニーとか誰がこんな組み合わせ考えたんだ、って思いたくなるくらいにびっくりしましたよこれは。まぁ双方ともKOTOKOさんに楽曲提供しているから全く考えられなかったわけではないですが。
折戸さんのキャッチーだけどどこか儚げなメロディと、齋藤さんのキラキラしたサウンドの組み合わせは、予想外ながらも完璧なマッチングでしたね。サウンドはちょっとFavorite Blueを思わせる仕上がり、かも?
個人的にはイントロと間奏のトランスっぽい盛り上げ方が好きかな。昨年のシャイニー曲の中でも特にドラマチックな曲構成ですね。5分半くらいあるし。
この曲はエロゲ主題歌のタイアップがあるのですが、本編発売の約半年前にリリースされた曲なんですよね。かなり先行収録されたのも異例。


36
AKB48ゼロサム太陽

作詞:秋元康
作曲:俊龍
編曲:Sizuk


イントロから漂う「これ本当にAKBの曲?」感(爆
3曲連続でツッコミを入れてしまうことになってしまいました。というかこの曲はこれに尽きますね。
で、曲のほうは本当に↑と言ってしまいそうなイントロから始まる疾走感抜群のトランシーでカッコいい曲。なんでこれが0048の主題歌にならなかったんだよって思ってしまう。
サビの雰囲気は水樹奈々の「You have a dream」あたりを髣髴とさせる開放感と疾走感があるイメージ。サウンドはどこかToHeart2アニメ版の主題歌のリミックスっぽいイメージを感じた。
というわけでAKBとしても、アイドルポップスとしてもかなり変化球な超カッコいい仕上がりになっていて、今までのイメージを覆すような一曲になっています。カラオケで歌って「これ、AKBの曲なんだぜ?」って言ってる人、結構いるのでは(爆


35
鈴田美夜子・葉村夏緒「はりきり!?オトメDAYS」

作詞:miru
作曲・編曲:松美夜孤雨兵


これはED曲ですが、作品名やOP曲とタイトルが似ていることから恐らくOP曲として作られた曲かな、ともとれるような一曲。
曲調もOP曲として使えそうな感じだし。キラキラした音が特徴的な正統派アイドルポップスといえるような曲になっています。すごく可愛らしい雰囲気が出ています。
この曲のいちばん好きなところは間奏のメロディかな。このトゥインクル感は聴いてて心地よい。2004年くらいのats-さん編曲アイドルポップス的なイメージも微妙に感じられる箇所があったりして聴いててワクワクしてきました。
音のひとつひとつがキラキラ感を醸し出していて、私たちはアイドルなの!的なサウンド、メロディに仕上がっているのが素敵過ぎる。松美夜さんナイスアレンジです。


34
Kei「PROMINENCE」

作詞・作曲・編曲:cittan*


cittan*さんの本気。たぶんこれがcittan*さんの最高傑作じゃないか、と思うくらいに名作。
ユーロビート要素もある細かいシンセの音がふんだんに使われたトランシーなサウンド、疾走感200%じゃ足りないくらいにドライブ感溢れるメロディ。これぞ王道デジタルポップだ、と言っても過言ではないだろう。
高揚感のある曲展開、次から次に迫ってくるようなシンセやピアノ、ギターの音色。そのすべてがひとつになって、最高に気持ちいい一曲に仕上がっているのではないかと思います。
間奏のギターソロの速さも圧巻。普段からトランス系のクラブミュージックを得意とするcittan*さんならではの疾走感抜群デジタルサウンドは必聴です。
もう「カッコいい!」の一言が聴いた瞬間から出ますね。cittan*さん半端ないなぁ・・・


33
NANA「神がかりクロスハート!」

作詞:ayachi
作曲・編曲:藤田淳平


これまた藤田さんの本気が見える一曲。メロディからして藤田さんらしさ全開、これぞ藤田さんの楽曲だ!と言えるキャッチーポップスになっています。
イントロのどこか凛とした雰囲気から始まり、ひたすらポップでキャッチーなメロディが繰り広げられる。今までの楽曲だと「A ray of sunshine!!」がいちばん近い路線かな。
そんな藤田さんの王道曲の中でも、サビの開放感は間違いなくトップクラス。何かこう、光が見えてくるようなイメージが伝わってくる。NANAさんのボーカルとの相性も完璧。
以前からエレガ、もしくは藤田さんを知っている方ならニヤッとする曲調。バンドサウンドを基調としながらも、キラキラした音やストリングスをふんだんに使用していて、繊細なイメージもあったりします。


32
真崎エリカ「Tomorrow again」

作詞:真崎エリカ
作曲:原田篤
編曲:fandelmale


真崎さんの王道中の王道と言える。センチメンタルロックポップナンバー。自分はこの曲で真崎さんを本格的に知ったのですが(星名さんとのコラボ曲ばかり聴いていたかも)、この人の哀愁ロックボーカルはすごく気持ちいい。
爽やかながらも、どこか切ない。「再会を願う」そんなイメージが声から伝わってくるかな。曲も爽快感の中に感じられる哀愁感の見事なマッチングで、真崎さんのボーカルとの相性は1000%と言っても過言ではない。
個人的に好きなのは00年代中盤のソニー系統のアニソンロック路線にあるような切ない雰囲気のCメロからサビに繋がっていくところかな。ここがすごくドラマチックでいいんですよ。ラスサビの転調も泣ける。
アップテンポだけど、どこか切ないロック系の楽曲を求めているあなた、これはおすすめですよ。ぜひ聴いてみて。


31
Purple Days「約束の場所へ」

作詞:吉田ワタル
作曲:石坂翔太
編曲:Purple Days鈴木雅也


メロディ、アレンジともにギャルゲーっぽい曲調ですごく気に入りましたねこれは。まるで「ギャルゲー主題歌をイケメンが歌ってみた」的なカッコよさを感じてすごく聴いてて楽しい。
雰囲気は井上みゆ「Native Heart」あたりが近い。サウンドも磯村さんがやりそうな感じだし、みゆさんが歌っていても違和感はないと思う。
アレンジは鈴木雅也さんですが、某ギャル社長路線のようなイメージもあってニヤッてしました。雅也さんはこの路線でもっと書いて欲しいなぁ。
サビで鳴っているベルの音とか完全にギャルゲー主題歌じゃないですか、と言いたい。こういう路線の曲を男性ボーカルでやるのは珍しいのでツボでした。2012年度の男性ボーカルではこれがトップかな。


30
ETERNAL NOTES「明日への願い」

作詞:Kanon
作曲・編曲:水沢晶


2012年度最優秀新人賞、二組目はこのアーティストです!
2008年以来となるダブルでの最優秀新人賞。最後までトーンジュエルとどっちにするか悩んだのですが、水沢さんの過去作に手を触れて「これは両方とも最優秀新人賞にするしかない!」と思いました。
水沢さんは今後最も期待できる作家さんと言ってもいいくらいに期待してます。旧作ではats-さんっぽいデジタルJ-POP路線も触れているし、このアルバムは王道キャッチーポップスの宝庫だったし。
そして曲のほうはゆったりとしたテンポに合唱コーラスが入るハートフルな雰囲気に仕上がっている大団欒的なミディアムナンバー。ラスサビでメインボーカルと合唱コーラスが逆転するという仕掛けもあって面白いです。
水沢さんの曲は優しくも力強いイメージを感じさせますが、この曲は特にその「優しさ」に焦点を当てた一曲になっていて、癒される楽曲です。聴いてて和やかになります。
とにかく水沢さんのメロディ、サウンドはクオリティめちゃくちゃ高いので今後すごく期待していますよ。


29
Tsubakiゴーイングmyフューチャー!」

作詞:あおまふ
作曲・編曲:nana


主にトランス系の東方アレンジで活躍しているEastNewSoundのオリジナルアルバムより。このチームはゲストクリエイターも多いのですが、サウンドコンセプトがしっかりしていて良かったです。
そしてこの曲が特に良かったですね。トランス系のカッコいいデジタルサウンドに、優しくて暖かい雰囲気のメロディが特徴的な柔らかなイメージのデジタルJ-POPになっています。
初期のLC:AZEあたりを髣髴とさせる、切なさのあるデジタルポップスが好きな人におすすめしたくなるような、高揚感とふわふわ感がひとつになったセンチメンタルな雰囲気は必聴です。
サビの泣きのメロディが自分にはストライクゾーンど真ん中で、本当に聴いてて感動しちゃいました。ボーカルも可愛らしくて好きです。スウィートなトランスっていいですね、と改めて実感しました。


28
下田麻美「ねぇ…」

作詞:久猫あむ
作曲・編曲:野井洋児


これはメロディがすごく好きでしたね。ポップでキャッチー、をそのままカタチにしたかのような一曲。
ハウス・テクノポップ調のサウンドに、優しく可愛らしいメロディが合わさり、乙女チックでうきうきしちゃいそうなテンポの楽曲に仕上がっています。歌詞の切ない恋する乙女ってイメージも曲にぴったりですよ。
作詞の方は野井さんの楽曲で仮歌とか担当したりしている方らしいのですが(佐咲紗花「流星ボイス」も仮歌段階は彼女の書いた歌詞だったみたい)、すごく良い歌詞書きますね。もっと提供数多くなってもいいと思うよ野井さん。
ポップでカラフルで4つ打ちな可愛い曲を求めているあなたにこの一曲を贈ります。これは本当に聴いておくべきですよ。というか自分、オススメしすぎている気が(爆


27
girl next door「snowflakes」

作詞:千紗、Kenn Kato
作曲:鈴木大輔
編曲:girl next door、水上裕規


これはとにかくI'veっぽいというイメージだった。中沢さんやmix兄さんを思わせるようなサビメロが完璧にやられました。
水上さんのアレンジもあって、L-Minatsu名義時代の水夏さんあたりを髣髴とさせるサウンドがもう素晴らしいとしか言いようがなかった。やっぱり水上さんはこのI'veライク路線がツボですね。
サビのすごくグッとくるような切ないメロディは流石大輔さんと言えます。このアルバム以降アレンジは五十嵐さんに変更になって出番が少なくなった水上さんですが、今後また鈴木大輔さんとタッグを組んで名曲をたくさん出して欲しいなぁーと思います。
そしてこの曲が現時点ではKenn Katoさんのガルネク作詞担当最後の曲となっています。カトケン節全開な文面もストーリーのリンクする感じもすごくあったので、ある意味ガルネク第一章の締めくくり的な一曲になっているのではと思いました。


26
若井友希「Destiny Sky」

作詞:BOUNCEBACK
作曲・編曲:ats-


ats-さん作曲のバラードということでかなり悲壮感のある楽曲になっています。今までのats-さん作曲のバラードとはまた違ったイメージとして、この曲はサビがいつも以上に力強い印象を受けました。
独特のピアノサウンドを基調としながらも、まるで映画音楽のような展開を感じさせる非常に壮大な一曲に仕上がっています。サビの盛り上げ方が良いですね。
やっぱりats-さんにしか出せないですねこのサウンドは。メロディの儚げでグッと力を込めるようなパワフルさを昇華させるような王道バラードになっています。
間奏のピアノとギターのバトルも聴きどころです。ラスサビ直前の盛り上がりは本当にドラマチックです。これこそ私の求めていたバラード曲。ats-さん半端ねぇわ。ヤバい。


25
HHH×MM×ST「朧」

作詞:Dai.
作曲・編曲:Starving Trancer、Ryu☆


正体不明感漂うアーティスト名ですが、要するに森永真由美&Another Infinity+αといった王道の面子です。
Another Infinityは2012年大活躍しましたね。ハイテンポながらも哀愁感のあるデジタルポップスを多数提供していて、こういう曲を待っていた!って思ってしまいました。それぞれのソロ曲を聴く限りはRyu☆さんが作曲、Starving Trancerさんが編曲担当っぽい感じかな。
そしてこの曲ですが、某超電磁砲の主題歌っぽいメロディに、和のテイストも含んだトランシーなサウンドが絡まる正統派デジタルJ-POPです。ラスサビの転調もツボでした。
シンセの音が非常に細かく仕上がっていて、デジタルサウンドの王道を突き抜けていく疾走感がたまりません。Another Infinity名義でこの路線は意外と少なかったりするので、この系統をもっと作って欲しいですね。あと曲名は「たき」ではなく「おぼろ」と読みます。ここ重要です(爆


24
小夏ミナト「春風のEpisode」

作詞:Sound Couture
作曲:紅林学
編曲:蕪木法義


この曲が小夏さんの芸能活動最後の楽曲となってしまったのですが、何か第一期fripSide最後の曲「piece of azure」を思わせるような泣けるバラードに仕上がっています。
なんかそう、「これで最後なんだね・・・」ってイメージが元々あるのに、最後の曲ということもあって、もう聴くだけで涙が止まらないです。今年のバラード曲の中ではこれがいちばんグッとしてしまった。
というかさんくちゅ初のバラード曲でもあるんですよね。蕪木さんの透明感ありすぎなサウンドはバラードになっても変わらず、ギターソロと細かいピアノの音色が気持ちいい仕上がりになっています。
小夏さん×さんくちゅの超透明感抜群なコンビの有終の美を飾るに相応しい、まさにサイダーのような純粋で、甘酸っぱく、透明な雰囲気が凝縮されたかのような。これぞ真のバラード。そう言っても過言ではありませんでした。


23
白羽美依「liberation」

作詞:Avatar10
作曲・編曲:風波徹


風波さんのキラキラキャッチーポップス路線はそのままに、ちょっとシリアス風味をプラスしたような曲。イントロのI'veっぽいピアノの使い方から曲の世界に引き込まれていきました。
キャッチーながらもどこか儚げで切ないメロディ。ハウス・トランスっぽいノリがありながらも、どこかふわふわとしてセンチな感じが伝わってくる。歌詞はどこか重苦しいイメージだけど、曲名通り解放感を感じるような優しさもあって、切ないのに明るい、という印象を受けました。
個人的にはBメロの跳ねるようなメロディの部分がいちばんツボだったかな。こういう展開は好きだよ。風波さんのメロディラインは優しいイメージがある。本当に。
あとは間奏のトランスっぽいシンセの部分かな。ここが曲の世界観をさらに盛り上げるポイントだったりします。一時期のats-さんがよくやってたパターンに似ている気がする。本当に好き。


22
星野奏子「Diamond snow 〜きっとまた逢える〜」

作詞:星野奏子
作曲・編曲:神保トモヒロ


これなんて不知火つばさ曲(爆
新垣トシオさんほどあからさまではないですが、すごく不知火さんっぽいメロディ。Angel Note好きならニヤッてしてしまいそうなくらい。特にイントロとBメロ。
そんなAngel Noteチックなギャルゲー主題歌になってもおかしくないような曲調は本当にキタコレってなりましたね。最近不知火さんのお仕事減っている気がするからこの系統の曲が聴けて嬉しかったわ。
疾走感にセンチさが残る、すごく暖かな印象を受ける、そんな一曲です。程よいデジタル感が気持ちいい、まさに王道デジタルギャルゲーポップスになっています。
不知火さんのサウンドが好きな方も、そうでない方も、ギャルゲー主題歌の曲調が好きな人ならツボる曲ですよー。配信でリリースするには勿体無い一曲。最近出したベストアルバムで初CD音源化したのでぜひ。


21
ユリカ「眠らない街で」

作詞:黒岩サトシ
作曲:原田篤
編曲:五条下位


40位の「ネバーランド」と同じく原田五条コンビの楽曲ですが、こちらはメロディがめちゃくちゃ良かったです。2007年くらいの志倉千代丸さんにありがちなメロディ展開のABメロが素晴らしい。
特にBメロの切ない雰囲気が個人的にすっごくツボでした。原田さん構成を完璧に生かした最強のBメロと言っても過言ではないでしょう。
そして五条さんの王道デジタルJ-POPなアレンジも素晴らしい。ピアノの使い方もすごく上手い。普通にavexから出ていても違和感ない。五条さんはats-さん好きっぽい感じかも。
そんな感じでメロディと曲構成が半端なくクオリティ高い曲に、五条さんのカッコいいアレンジが重なって、究極のシンクロを果たしたかのような楽曲に仕上がっています。Cメロの盛り上げ方も最高。これは完璧にやられた。


次回は11位まで発表します!